Destroy Rebuild Until God Shows
〝D.R.U.G.S.〟
【概要】
新世界に於ける〝マフィア〟集団
各地に点在するマフィアの元締め的存在
その為その傘下には数々の種類のマフィアが存在しており、強い権力を持つ幹部クラスも居る
幹部クラスにも沢山の種類があり、まさにごった煮状態とも言える
〝D.R.U.G.S.〟はそれらに対し資材や金の貸し出しを行っており
それの見返りとして、その人員や力の行使を要求する形であろうか
所謂持ちつ持たれつの関係 幹部に対し〝代表〟の権力が必ずしも大きいというわけではない
また幹部達と〝代表〟の間では大きな会合が何度も開かれており、基本的にはそこでの決定が優先される
けれどもその中でも一際強い決定権を〝代表〟は保持しており、行過ぎた独断ともいえる決定も時折下される
組織自体の源流は深く元々は此方の世界へと飛ばされてきた別世界の人間達の集まりが元である
様々な国から飛ばされてきた人々は能力者の氾濫する世界で〝自治〟を唱え
それに迎合する無能力者と能力者達が集まり〝D.R.U.G.S.〟という組織を作る事となった
当初はそれこそ寄せ集めであり、様々なファミリー間で均衡がとられていたのだが
数年ほど前から〝Cypress〟がその手腕を持って代表の座を獲得、現在一歩抜き出でた状況である
組織を支えるのは一般市民との協力関係が大きい
市民が活動をする際におこる能力者や機関或いはその他の組織による略奪
それを阻止し安全を保障する代わりに売り上げの何割を収める、という形である
その為、決して正当な組織ではなかったが、一般市民にとってのヒーローとして捉えられることもあった
けれども、近年その状況が一変、機関の活動や能力者による破壊行動が活発化した結果
〝マフィア〟としての存在自体の必要性に疑問が生じ、市民からの援助が打ち切られる場所も増えたのだ
また〝自警団〟や〝UNITED TRIGGER〟が生じることにより〝マフィア〟という組織は縮小を迫られた
しかし、ここで〝D.R.U.G.S.〟はあろうことか、規模の拡大に乗り出した
元々は最低限の売り買いであった〝麻薬〟の製造と販売
違法武器の生産と販売、暗殺稼業の拡大、と凡そ一般市民の安全とは無用の代物である
さらには製薬会社としての〝D.R.U.G.S.〟の名を強く出し始め、マフィアでなく最早単なるチンピラに落ちたという声もある
そのような活動の一因としては〝代表〟であった〝Cypress〟の狂行が上げられる
元々は組織きっての穏健派であり、組織としての理念を守り、規模の拡大を図ろうなどとは考えていなかったのだが……
数年ほど前から人が変わったかのように麻薬を始めとした違法行為に手を染め始めた
幹部の間では、その動きに賛同する者、離反する者、様々な人員が出始めている状況である
組織の中では伝統を守り市民との協力、自治を第一とする〝穏健派〟と
組織としての営利を重視し対機関の姿勢を重視した〝強硬派〟が混在する形であり
組織を抜け出そうとする人物を始末しにかかるチームまで出来、まさに混沌といった状況
それぞれのファミリーには私設の軍隊まで持つチームまであるというが……
基本的にはそれぞれのファミリーに運用は任されており上納や勤労の〝義務〟を果たしさえすれば代表は干渉しない
けれども、彼による召集はある種強い権限を持つため、裏切るという行為はあまり賢明な行為ではないだろう……
【人員】
〝代表/BIGBOSS〟Cypress
数々のファミリーを指揮する実質的な〝D.R.U.G.S.〟のトップ
〝代表〟とだけ呼ばれることが多く歴史の表舞台にもたびたび顔を出している様子
元々は穏健な人物であり、麻薬の売買に対しても最低限の売り買いしかしていなかったのだが……
数年前から人が変わったかのように増長を始めている
その為組織内では彼を支持する人物支持しない人物と真っ向から対立しているようだ
〝Children of Bodom〟
Cypress直属の兵隊 彼に対し絶対忠誠を使う者の集まりである
幼い頃から徹底した教育を受けており任務の為なら命を差し出す事すら躊躇わない
〝組織/Family〟
〝ロッチナ・ファミリー〟
イタリア系ファミリー〝D.R.U.G.S.〟発足当時から活動を始めておりその信頼は厚い
他の組織との対立を好まず組織の安定した運営だけを考えている
その為〝Cypress〟に従順であり、犬とさえ言われるほど
〝富嶽会〟
日本系ファミリー 所謂、ヤクザ。穏健派。結束の強い私兵と古いコネクションを各所に持つ。
非能力者中心のマフィアとしては最大級を誇るが現在は落ち目。
D.R.U.G.S.には半ば脅されるように参加を余儀なくされた。詳細は
陣中 是清を参照
〝キマイラ〟
元々は魔海から進出してきた亜人やモンスターが人間からの差別や非難から自衛する為に形成された組織
初期はただ群れを作って集団的自衛権を謳っているだけであったが、次第に武力による反抗が増え
ついにはマフィアと呼ばれるまでに成長してしまった
現在はD.R.U.G.S.の傘下に入り、麻薬の密売及び武力派遣、人身売買などを行っている
最近では亜人やモンスターだけでなく人間もメンバーとして取り入れ、様々な種族が入り混じる状態となった
首領は
ロバット・ムルシエという蝙蝠男、穏健派と過激派両方の顔を立てる八方美人だが
元より種族も考えも入り混じるこの組織では不思議な事ではない
『香辛料』を意味する〝スペーツィエ〟の名を掲げ、海運を手広く牛耳る一派。
しかしながら先代の頃から企業に押され衰退、〝キマイラ〟に合併されることでなんとか形を残している。
現在は先代の子である『マルコ・ドラゴニ』が一派の首領となり、幼い彼を経験豊富なビスク・フランコが支えている状態。
存続のため非情なまでに営利目的で動くほか、マルコの幼稚さやビスクの狂犬ぶりは組織のやっかいの種と成り得る。
【事件】