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箱根山「噴火兆候見られず」
3月12日 22時31分

箱根山「噴火兆候見られず」
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ことし1月から2月にかけて規模の小さな地震が増えた神奈川県の箱根山の活動について、火山噴火予知連絡会は「先月下旬以降、地震は少ない状態が続いていて、噴気などの表面現象にも特段の変化はなく、噴火の兆候はみられない」という検討結果をまとめました。

専門家などで作る火山噴火予知連絡会は12日、気象庁で定例の会合を開き、全国の火山の活動状況を検討しました。
このうち、箱根山については、ことし1月中旬から駒ヶ岳から仙石原付近の浅いところを震源とする規模の小さな地震が増加しましたが、先月下旬以降地震は少ない状態が続いています。
また、地殻変動の観測では、ことし1月上旬ごろから山が膨らんだことを示すわずかな変化が見られましたが、次第に収まる傾向だということです。
このため、火山噴火予知連絡会は「先月下旬以降、地震は少ない状態が続いていて地殻変動も小さく、噴気などの表面現象にも特段の変化はないことから、噴火の兆候はみられない」という検討結果をまとめました。
火山噴火予知連絡会の会長で、東京大学の藤井敏嗣名誉教授は「今の地震活動から見るかぎりは、右肩上がりに活動が活発になることはないと考えている。ただ、地下では、マグマによって熱せられた地下水があるので、今後、地熱が上がる現象などはあるかもしれない」と話しています。

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