2013年 3月 12日
アラーキー列車が出発
瀬戸内国際芸術祭の開催に合わせて運行されるアラーキーこと写真家の荒木経惟さんの写真でラッピングされた列車の出発式がJR高松駅で行われました。アラーキー列車と名付けられた4両編成の黒い車体にはひと際目を引く花や人形を写した写真26枚がデザインされました。これは、写真家荒木経惟さんの「パラダイスシリーズ」の作品で生と死の共存が表現されています。JR高松駅では出発式が行われ、香川県の浜田知事とJR四国の泉雅文社長がテープカットして運行を祝いました。このアラーキー列車は今月20日に開幕する瀬戸内国際芸術祭の作品のひとつで11月4日まで予讃線と土讃線で運行されます。荒木さんからは「列車が街を走ることでどれだけ多くの物語が人々の心の中で育まれていくか楽しみ」とメッセージが寄せられました。荒木さんの作品は芸術祭の会場のひとつ玉野市の宇野でも展示されるほかJR宇野線の車内にも掲げられ岡山・香川で楽しめることになっています。

直島に新スポット誕生
香川県の直島に世界的建築家安藤忠雄さんが設計した新しい美術館がオープンしました。瀬戸内国際芸術祭の舞台のひとつ香川県直島。古い町並みが残る本町地区にきょうオープンしたのは「アンドーミュージアム」です。元は築100年の古い民家で屋根や柱はほぼそのまま。照明はほとんど使わず自然の光を巧みに利用していて、地下1階までコンクリートの空間が広がっています。光と闇、そして新しいものと古いもの、相反する2つの要素を織り交ぜ、建物そのものを1つの作品としています。設計したのは世界的建築家の安藤忠雄さん。芸術祭では数々の作品を手掛けていてミュージアムの中にはその設計図なども展示されています。オープン初日の12日は大勢の人が訪れ安藤さんの独創的な世界に魅了されていました。今月20日の開幕まであと一週間余り。アートの島に誕生した新たなスポットに注目が集まりそうです。

公立高校で一般入試
喜びの春を目指します。岡山・香川の公立高校できょうから一般入試が始まりました。このうち岡山市の岡山朝日高校では、約320人の受験生が難関に挑みました。岡山県では県立全日制50校で、7689人の募集に対し、9045人が受験していて、平均競争倍率は1.18倍となっています。一方香川県では全日制32校で5610人の定員に6690人が受験していて、平均競争倍率は1.19倍です。受験生たちはきょう、国語・数学など5教科の学力検査に臨み13日は面接が行われます。合格発表は岡山県が今月19日、香川県が今月21日です。

関西ナインが必勝祈願
今月甲子園球場で開幕する春のセンバツ高校野球。岡山の関西ナインが真庭市の神社で必勝祈願を行いました。2年ぶり12回目のセンバツ出場を決めた関西ナイン。必勝祈願に訪れたのは真庭市にある木山神社です。この神社はおととしの夏の甲子園でベスト4進出を果たした際も訪れた縁起のいい場所です。監督や選手など約60人が参拝し江浦滋泰監督と戸部大二キャプテンが玉串をささげ大会への決意を新たにしました。そして、神職から必勝祈願のお札とお守りが戸部キャプテンに渡されました。春のセンバツ高校野球は今月15日に組み合わせ抽選が行われ22日に甲子園球場で開幕します。