中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 大リーグ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【大リーグ】

松坂はアクシデントで無念の降板 右ふくらはぎのけいれんで1イニングで終了

2013年3月13日 紙面から

エンゼルス戦の7回、 フランコナ監督(中)から降板を告げられるインディアンスの松坂(左)=グッドイヤーで

写真

◇オープン戦 エンゼルス0-0インディアンス

 0−0の6回に3番手で登板、滑りだしの1イニングを1安打無失点で終え、さあこれからと思われた7回。投球練習中の松坂に異変が起こった。

 苦しげな表情を浮かべ、右脚を伸ばすしぐさを見せた松坂のもとに、トレーナーがフランコナ監督とともに駆け付けた。「右ふくらはぎのけいれん。6回を投げ終えた後に(ベンチで)ふくらはぎをほぐしていたが…。痛みがある状態で投げさせることはできない」(同監督)。指揮官になぐさめられるように肩をたたかれた後、ベンチに引き揚げてきた松坂の顔がゆがんだ。

 残り1つとなった先発枠入りを狙う松坂にとって、何よりも結果が必要だった試合で無念の降板。この日は松坂と同じ立場の左腕カズミアーが先発で4イニングを3安打無失点と好投。オープン戦通算で8イニング無失点と強烈にアピールしていただけに、松坂の心中も穏やかではなかった。

 治療を受け、球場を後にする際には自分で車を運転するなど、軽症のようにも見えたが、フランコナ監督は「様子を見て、またそこから始める」と慎重姿勢。今後の松坂の登板が制限されることは必至で、メジャー昇格のめどとされる26日まで残り2週間と時間の制約も受ける中、松坂を取り巻く環境はより厳しくなった。マイナー契約からはい上がり、メジャー昇格、そして先発ローテ入りという青写真がぼやけつつある。(グッドイヤー穐村賢)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ