FC2ブログ
プロフィール

zuzu mugen

Author:zuzu mugen
ZuzuDomへようこそ!
水泳が好きなので、師と仰ぐイルカさんの写真をお借りしました。どうぞよろしく。

最新記事
カレンダー
02 | 2013/03 | 04
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
月別アーカイブ
カテゴリ
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

砂風呂 * フランスのロバさん ④

気持ちいい!! C'est si bon!

IMG_Jeanine2558.jpg


たまりませんわ!! C'est formidable!

IMG_Jeanine2560.jpg


あら、何かご用? M'avez-vous appelé?

IMG_Jeanine2561.jpg


ちょっとお待ちになってね。Donnez moi un instant s'il vous plaît

IMG_Jeanine2563.jpg


またにしていただけないかしら? Pouvez-vous revenir?

IMG_Jeanine2564.jpg


それとも、ご一緒する? Ou voulez-vous me rejoindre?

IMG_Jeanine2574.jpg


そう、お待ちになるの? 日が暮れるかもしれなくてよ。
Si vous attendez, ce peut être jusqu'à nuit tombée!

IMG_Jeanine2577.jpg


砂浴びをお楽しみ中のBéréniceでした。

ベレニスは、A.D.A.D.A生まれです。おかあさんが肉屋さんからA.D.A.D.Aに引き取られてから4か月後に生まれたそうです。

A.D.A.D.A、l'Association nationale Des Amis Des Ânes (ロバを守る公益団体です) のホームページをお訪ね下さい。



こちらからどうぞ A.D.A.D.A


テーマ:ロバ
ジャンル:ペット

tag:驢馬 フランス 砂風呂

微笑みのサントリーノ * フランスのロバさん ③



秋の日でした。ある博労の所で出会ったのは、大きいけれど、ひょろひょろと長い脚をした、もの悲しげなロバでした。それが、Santorinoです。
閉じ込められていたみすぼらしく汚い小さな小屋から、Santorinoは、さざ波一つ立たない深い湖のような瞳で私を見やりました。この先は屠殺場に行く運命だと、悟っているようでした。
私は、急いでA.D.A.D.Aに連絡し、受け入れの承諾を貰いました。
数日後、Santorinoは無事A.D.A.D.Aに到着しました。そして今ではAmbertの豊かな自然の中で、大勢の仲間達と一緒に、人々にかわいがられ干し草をたっぷり食べています。
そして私は、正式な名付け親となりました。Santorinoが毎朝新しい一日を迎えられる事が、とても嬉しくてなりません。

以上、Santorinoを肉屋行きから救い出してA.D.A.D.Aに収容し、名付け親となられた方の言葉です。
名付け親の費用は月額50€だそうですが、フランスでは66%の控除があるとの事です。

Santorinoの写真です。微笑みの素敵なロバだと思われませんか。

IMG_Santorino1461.jpg


もうすぐ屠殺場行きという境遇に陥ったというのに、とても優しそうな表情をしています。

IMG_Santorino1462.jpg


とてもシャイに見えますが、この場所や状況を気に入っているみたいです。

IMG_Santorino1466.jpg


沢山の仲間や人々と一緒に、ずっと微笑んでいてくれますように。
お願いね、サントリーノ!!

IMG_Santorino1470.jpg


A.D.A.D.A、l'Association nationale Des Amis Des Ânes (ロバを守る公益団体です) のホームページをお訪ね下さい。


こちらからどうぞ A.D.A.D.A



テーマ:ロバ
ジャンル:ペット

tag:驢馬 France

義足をはいたロバ * フランスのロバさん ②

BOUTTEURは、A.D.A.D.Aに保護されているロバ達の中の一頭です。

レジャーとして遠乗りを楽しむ人達に使われていたのですが、事故に遭い右後肢にひどい怪我を負ってしまいました。食い扶持を稼げなくなったからと飼い主に疎んじられ、最悪の事態を避ける為にA.D.A.D.Aに収容されました。

2011年3月、収容された頃のボターです。

BOTTEUR 1


保護されてからも、ボターの受難は続きました。事故に遭った時に受けた手当が、きわめておざなりなものだったのです。一人の獣医にみせだけで、レントゲンさえ撮っていませんでした。もう稼げなくなったボターには、高価過ぎるからと。

Botteur mars 2011


2011年11月のボターです。春よりも、どことなく落ち着いた表情をしているように見受けられます。

IMG_1645.jpg


A.D.A.D.Aに来てから、獣医師達がボターのケースに取り組み、下腿骨が破壊され、神経が断裂していることが分かりました。ろくに手当をされなかったので、骨折箇所がよく癒合せず、下腿の感覚が完全に麻痺してしまったのです。そこで、彼らは、特別な副え木を当てる事にしました。でも、ボターは膝から下を制御する機能を失っているので、死んでしまった下腿をきちんと保持できず、絶え間なく傷つけていました。

IMG_1641.jpg


切断するしかない。クレモン・フェランの獣医科クリニックのドクター達は、熟慮の末、手術する事に決めました。これは、獣医学上珍しいケースで、多数の反対意見がありました。後肢の下腿を切断してしまうと、ロバは体の平衡を保てなくなるという考えが多かったのです。
それでも、2011年11月に手術は行われました。

IMG_1647.jpg


答えは、ポター自身が証明してくれました。
2012年6月の写真です。
ボターは、術後何ヶ月間もの回復期を辛抱強くそして気力を持って耐えました。その間、毎日毎日長時間の世話をしてくれた、優しく献身的な人達に答えるかのように。

IMG_2630.jpg


そして、奇蹟は起こりました。
ボターは、3本の脚で立つ事ができます。とても速く走る事もできます。でも、まだロバ舎に住んで、切断面が完全に癒えるのを待っています。

IMG_2638.jpg


医師(人間の為の)と義肢装具士(人間の為の)、獣医師達からなる素晴らしいチームが、特別な装具を作りました。この義肢です。もうすぐ、ボターは、新たな脚を獲得するのです。

IMG_2723.jpg


義肢は2012年3月にできあがりました。ポターは、1日2~3時間それをつけて慣らし始めたそうです。秋以降には1日中つけていられるだろうとの事でした。

A.D.A.D.A、l'Association nationale Des Amis Des Ânes (ロバを守る公益団体です) のホームページをお訪ね下さい。



こちらからどうぞ A.D.A.D.A



テーマ:ロバ
ジャンル:ペット

tag:フランス ロバ 義肢

フランスのロバさん ①



フランスのお友達に、アンナ・クリスティンという素敵な女性がいます。動物好きで、馬や犬を飼うとともに、オーベルニュ地方のAmberという町にあるA.D.A.D.Aというロバの愛護団体に協力しています。
A.D.A.D.Aは、ロバの飼育について人々に啓蒙活動を行ったり、虐待や遺棄された、傷ついたり屠殺場に連れて行かれるところだったロバ達を保護飼養したりしています。1968年に設立され、当初はロバのリハビリを目的としていそうです。ところが1999年頃からロバの飼育が流行り、世話をされなくなったり捨てられたりするロバ達の数も増えて来たそうです。小さい内は可愛くてたまらなくても、大きくなると持てあますというのは、日本の犬や猫を衝動飼いする人達の中にも見られる現象ですね。結局、今は300頭以上のロバを保護し飼育しています。
A.D.A.D.Aは、フランス唯一のロバ愛護の為の公益団体で、活動資金は会誌やグッズの売上や人々の寄付等から得ているそうです。賛同者の皆さんは、会員や里親としての会費を納めたり、現地に行ってロバの世話を手伝ったりできます。
寄付云々は別にして、よろしかったら、A.D.A.D.Aのサイトを訪問してみて下さい。A.D.A.D.Aについての説明やオンラインショップもありますし、可愛いロバさん達の写真を沢山ご覧になれます。それに、アンナ・クリスティンもロバ達も関係者のみなさんも、僭越ながら私も、大喜びします。なお、サイトはフランス語ですが、お問合せは英語でも通じます。もし日本語でのご質問などありましたら、本ブログのコメント欄に記入して頂けるととても嬉しいです。

こちらからどうぞ   A.D.A.D.A

IMG_ADADA1605.jpg


ロバという名前には子供の頃から耳に馴染んでいましたので、今回少し調べてみて日本には数百頭しか飼育されていないだろうと知り(ref.ja.wikipedia.org/wiki/ロバ)、驚いてしまいました。でもよくよく思い起こしてみれば、名前を聞く割には目にした機会が少なかっと改めて気づかされました。
ですから、アンナ・クリスティンがA.D.A.D.Aで写した写真を眺めていると、色々な発見がありました。保護されている大勢のロバ達の中のほんの数頭ですが、載せますので、よろしかったらご覧になって下さい。

IMG_ADADA1585.jpg


IMG_ADADA1582.jpg


IMG_ADADA1583.jpg


IMG_ADADA2711.jpg


IMG_ADADA2611.jpg


IMG_ADADA2642.jpg


IMG_ADADA2708.jpg


表情豊かで、聡明そうな目をしていますね。大人になってもとてもかわいいと、私は思いますけれど。


テーマ:ロバ
ジャンル:ペット

tag:フランス ロバ 保護

アゾレス諸島のロバさん

アゾレス諸島フローレス島Ponta DelgataからFaja Grandeへと、火山岩を低く積んだ牧場と牧場の間を抜け、海沿いの崖に彫られた出っ張りを辿って歩きました。
小川が流れる谷沿いの坂道を登り、草を食む牛に挨拶し、海風にさらされた灌木の間を抜けると、崖に刻まれた小道へ突入します。道の下側に生えた木々が途切れると真下にはきれいな海が望めますが、スリルは中々のものです。おまけに所々滝があり、斜面の上から落ちて来た水が狭い道を横切って海に消えて行きます。流れを超える時には、滑り落ちはしないかとつい身構えてしまいました。でも、そんな恐怖心など渡り終えた瞬間に忘れてしまう、起伏に富んだ楽しいトレッキングコースです。
そして、標高も低くなり見えてきた集落の入り口で、出迎えてくれたのがこの驢馬さんでした。
ありがとう!!




アゾレス諸島グラシオーザ島の可憐な驢馬です。カルデラへの登り口の民家の庭にいました。


DSC_0568.jpg


この島では、他にも驢馬を見かけました。
年配の小柄な男性が、荷車を引いた驢馬を道端に止めて、スーパーマーケットに入って行ったのです。それからしばらくして青い空と海を堪能しながら海岸沿いの道を歩いていると、後ろから軽快な蹄の音が聞こえて来ました。振り返ると、先程の驢馬と男性でした。多分町中での用を終えて、仲良く家に帰って行くのでしょう。
ヒッチハイクをしたいという誘惑に駆られましたが、こちらは二人、きっと重量オーバーです。指を銜えたい気分で、軽やかに走り去っていくコンビの後ろ姿を見送りました。

テーマ:動物愛護
ジャンル:ペット

tag:Azores Flores Ponta Delgata Faja Grande Graciosa 驢馬