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事件
松島カキが大量死、宮城 水温下がらず養殖業者痛手
2012.10.11 17:14
宮城県松島町の松島湾で9月中旬、養殖カキが大量死していたことが11日、分かった。県の研究機関によると7割のカキが死んだもよう。厳しい残暑で海水温が高かったのが原因とみられる。東日本大震災の津波被害から再建途上の養殖業者はショックを受けている。その後は水温が下がり大量死は起きていないが、県は経過観察を続ける。
カキの大量死が確認されたのは9月中旬。養殖業者から連絡を受けた県水産技術総合センターが湾内8地点を調査した。その結果、約7割のカキが死に、9割近くが死んでいる場所もあった。大量死は松島湾以外では確認されていない。
センターによると、松島湾は水深3~4メートルと浅く、地上の気象の影響を受けやすい。センターは「7~8月の産卵で体力を消耗したカキが9月の高い海水温で衰弱死した」とみている。
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