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新日鉄住金 20年ぶりに高炉休止へ3月12日 11時6分
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鉄鋼最大手の新日鉄住金は、国内で鉄鋼製品の需要が低迷していることから、千葉県にある「君津製鉄所」の高炉1基を休止する方針を固め、会社としては20年ぶりに高炉の休止に踏み切ることになりました。
去年10月に旧・新日鉄と旧・住友金属工業が合併した「新日鉄住金」は、国内で鉄鋼製品の需要が低迷していることから、生産体制の効率化などを通じて2000億円のコスト削減を目指しています。
関係者によりますと、この一環として、千葉県の「君津製鉄所」にある3基の高炉のうち1基を休止する方針を固めたということです。
高炉は、鉄鉱石を溶かして鋼材の原料をつくる、製鉄所を象徴する設備で、休止が決まれば、会社としては平成5年に旧・新日鉄が兵庫県の「広畑製鉄所」の高炉を休止して以来、20年ぶりとなります。
鉄鋼業界では、取引先の製造業の海外移転による国内需要の低迷や、中国や韓国メーカーとの競争の激化などで国内の生産体制を効率化する動きが相次いでおり、新日鉄住金は、この方針を13日発表する中期経営計画に盛り込む方針です。
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