TPP、「聖域」主張に各国懸念 日本に合意厳守要求へ

(2013/3/13 5:30)


 【シンガポール共同】シンガポールで開催中の環太平洋連携協定(TPP)拡大交渉会合で、日本が交渉参加をめぐり一部農産品などの関税撤廃を例外扱いし「聖域」を設定するよう求めることに、複数の国が懸念を示したことが12日、分かった。各国はこれまでの交渉会合で積み重ねた合意を厳守するよう日本に要求することでも一致したという。
 交渉筋が明らかにした。交渉会合は13日に閉幕し、先行11カ国は日本の交渉入りを表向きは歓迎するとみられるが、農産品などの聖域死守を交渉方針とする安倍政権に打撃となりそうだ。安倍晋三首相は15日に交渉への参加を表明する見通し。

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