○ホニャララ団組員と豪遊したイケメン副社長・大塚哲也、どうやらこいつも組員らしいとの噂あり。私もそれは瞬間思った。副社長にまで上り詰めた大塚の醸し出す雰囲気は、ウラ社会の使い走り、そのダチ組員と同じものだ。つまりチンピラ・・・ウラにとっては鉄砲玉にしか考えてない。人生においては純粋なほど単純で、何か面白いことはないかと夜の繁華街を粋がって歩いてる。一方では頭が切れて才能もある。誰かに認められたいと思っても社会からはなかなか評価されない。で、いつも今に見ろって思い続けてきた、そんな屈折がウラ社会へと向かっていった。しかも本人はそこに犯罪性を嗅ぎ取る能力に著しく欠けている、そのことに気付かない。異常に感受性が強い。したがって打たれ弱い。社会的には成功しても地位や財力に価値を置けない。その孤独、寂しさ・・・よく分かる。これはオレだ、とさえ思えてくる。冷徹なウラ社会は当然ながらそんな成功した大塚を利用しようと考える。まず幼馴染みの組員を鉄砲玉にして、ほらここに50万あるから大塚のダチと遊んで来い、ポンと投げ出される札束・・・喜ぶ組員、舞い上がって大塚に電話する「急に思いがけないシノギ入ったんだ。兄弟、今夜は派手に豪遊しようぜ。ぜ〜んぶオレのオゴリだ!!!」・・・てなもんだろう。ウラに利用されていることすら考えない単純、その純粋さの今回のツケは大きかった。
|