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コジマ、イズミ閉店へ 鳥栖シティモール | ||
鳥栖市轟木町にある商業施設内の主要2店舗が相次ぎ閉店する。家電販売「コジマNEW鳥栖店」が24日で営業を終え、隣接の「スーパーセンターイズミ鳥栖店」も8月までに閉店する予定。1994年に「鳥栖シティモール」としてオープン以来、営業形態を変えながら続いてきた大型商業施設が姿を消す。 家電量販業界大手だったコジマ(宇都宮市)は昨年、同じ業界大手のビックカメラの子会社となった。同社経営企画本部によると、会社の統合に伴い全国で不採算店舗を整理しており、NEW鳥栖店もその対象という。 94年10月、県東部地区最大規模の郊外型店舗としてオープンした鳥栖シティモールは、当初のニコニコ堂(熊本市、その後倒産)から2003年に、ゆめタウン熊本(現在はイズミに統合)へ運営が移った。10年には核店舗の「ゆめタウン鳥栖」が、ディスカウント型のイズミ鳥栖店としてリニューアル、営業を続けている。 イズミ(広島市)の開発本部によると、イズミ鳥栖店の閉鎖は、地権者との20年間の契約が来年2月で切れるため。施設内にある全3棟とも解体し、さら地として返却する。テナントには閉鎖を伝え、既に数店舗が移転を終えている。 鳥栖シティモールはオープン翌年、「トイザらス」や娯楽施設を備えた棟、97年にもう1棟を増設。しかし、周辺への競合店の進出などから店舗撤退や売り上げ低迷が続いた。NEW鳥栖店はコジマの県内1号店で、モールの起爆剤として01年春、3棟のうちの立体駐車場を備えた7階建て棟で開業した。 一時はにぎわいを取り戻したが、モール全体の集客力は年々下降。ネットカフェやパチンコ店のテナント入居など商業モールの形態もなくなり、近年は利用者減が続いていた。施設撤退後の跡地利用は未定という。 |
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2013年03月12日更新 |