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ホントは教えたくない秘蔵の創作お役立ち本
魔法事典
黒ミサ、ヴードゥー、錬金術、ホロスコープ、レメゲトン、セイレムの魔女裁判など。
無論、さらに細分化された情報を入手したいのであれば、 各種参考書を買う必要がありますけどね。 私も、ファンタジー小説を書くにあたって、ずいぶん参考にさせていただきました。 アカシック・レコード、エノクの魔法、セフィロト…… これらの聞き慣れない魔術用語にインスピレーションを掻き立てられました。 ゲームや漫画から得た魔法の知識では、ファンタジー世界を描くのに限界があります。 それはコピーのコピーでしかないわけですから、 底が浅く、リアリティのない描写になってしまうのです。 このような専門書で、確かな知識を仕入れることは リアリティのある世界観を作るのに絶対必要と言えます。 また、特筆すべきは、 冒頭において、魔法の始まりと現代までの進化の過程を描いた、魔法史の解説があることでしょう。 魔法とはキリスト教においては、悪魔との契約で身に付くモノとか、 堕天使のもたらしたものという解釈があるようですが、 自然信仰の中で発生したというのが有力な説のようです。 つまり、初めの魔法使いはシャーマンだったのです。 未開部族においてはシャーマンが大きな権力を握っていたことから、 古代世界では魔法は生活に密着したものだったようです。 例えば、雨乞いや治療、厄払いなどは、頻繁に行われていました。 そのため、現代でもその名残と思われる不可解な行事が世界各地で見られます。 特に日本人は今でも神道の影響下にあり、 「食べ物を粗末にすると罰があたる」と子供に教育する母親は多いです。
うっぴーさんに大感謝 上の通りです。うっぴーさん――いえ、うっぴー様。 ありがとうございました。 何が? というと、 「ホントは教えたくない、秘蔵の創作お役立ち本」に紹介されていた「魔法事典」、買いました。 本屋で見つけて即買いでした(笑)。 凄いですね、これ。貪るようについさっきまで読んでました。 読んでからの感想。 いやはや、意外と最近のファンタジーは適当な薄っぺらい設定の作品が多いんですね。 漫画でもゲームでも。 自分の頭の中で魔法とかについて考えるのも楽しいですが、 やはり正しい知識はいるのだ、と考えが改まりました。 ただ、刺激が強すぎて、 魔法やら魔術やらを扱った小説が書きたくてしょうがないという状況に陥りました(笑)。 宣伝のようになってしまいましたが、ホントにいい本です。皆さんも是非ご一読あれ。 では。 寺宙さんからの感想。 ……実は僕も買いました。 まだ中途半端にしか読んでいませんが、読んでいて楽しいのは事実です。 (先輩から白い目で見られましたが)。 それにこれだけの容量でこの値段はお得かなと。 僕の持ってる他の本など四千円以上したりする物もありますし。 AKIさんからの感想。 以前こちらで紹介されていた、「魔法事典」というものを、私も購入しました。 皆さんの評判通りに、何ともコアな事項が多く、非常に楽しめました。 私は同社の「幻想動物事典」 を重宝していたのですが、「魔法事典」も使いでがありそうです。 それでは、これからもどうぞ宜しくお願いします。 これさえあれば魔法の知識は、万全です! |
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格闘技「奥義」の科学
格闘技というのは燃えます。美少女には萌えて、格闘技には燃えるのが男の性です(笑)。
ちなみに知らない人のため「寸勁」について、少し解説しましょう。 中国拳法には「力が浸透する」すなちわち、 打撃の衝撃が物体を突き抜けて背後にまで作用する、という思想があります。 ボディの皮膚や筋肉を傷つけることなく、内臓を破壊するというモノです。 「寸勁」は、これを体現した技、わずか三センチの間合いから拳を打ち込んで、 相手を吹っ飛ばす特殊な打法なのです。 ブルースリーは、これをワン・インチ・パンチと呼んで、アメリカで実演し、人々を驚かせました。 さて、この本書の著者である吉福氏が「寸勁」を力学分析してみたところ、 おもしろいことがわかりました。 なんと「寸勁」とはパンチではなく、体当たりだというのです。 「寸勁」は、全身の関節を同時駆動させることによって生じた運動エネルギーを 相手にぶつける技で、腕の力だけで放つパンチとは、根本的に異なるものだということです。 中国拳法では相手との距離によって、拳、肩、肘、時には腰をぶつけ、 見た目にはそれぞれ、突き、肘打ち、体当たりと別な技に見えます。 しかし、力学的にはすべて胴体の運動量を相手に伝える体当たりで、 「寸勁」はその延長線上にある技だというのです。 これには、まさに感嘆。 しかも、力学的に見た「寸勁」の防御法まで提示してくれます。 「寸勁」はその衝撃力の力積は大きくても最大値は小さく、 技を受けた瞬間にボディの筋肉を引き締めれば、衝撃は内臓まで伝わらないそうです。 もっとも、この技は、一撃必殺を目的としたモノではなく、 相手を吹っ飛ばして、地面や壁に叩きつけてダメージを与えることを狙いとしたものらしいです。 だから、防御しても身体が吹っ飛びます。その意味では、やはり防御不能技ですね。 この他にも投げの奥義、受けの奥義、あたりの奥義、組み手の奥義と、 達人たちの技を力学的に解説してくれます! また、休憩室と称するコラムでは、 「人間が熊と戦って勝てるわけがない」ということを科学的に証明してくれて笑えますよ。 |
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ザ・殺人術
素手から核兵器まで、あらゆる手段による「殺人術」を、
図版を多用しあなたを狙う殺し方358種類を徹底的かつリアルに解説。 「日本警察のけん銃射撃教本」も収録。
「ザ・殺人術!」なんて危険な香りをぷんぷんさせた本なんでしょう!
もう、タイトルからしてビビってしまったかもしれません(笑)。 なにせ、私が自衛隊にいたころ、これを当直室で読んでいたら、当直副官に驚かれました。 「なんちゅう本を読んでいるんだぁ」って。 どうやら、 自衛隊の幹部養成学校や、地獄の下士官訓練隊でも、 ここまで詳しい殺人の知識は教えてくれないそうです。 それで、上官から先輩から、後輩から、いろんな人から読ませてくれってせがまれました(笑)。 この本は、アメリカの危険なベストセラー『HOW TO KILL』の日本語バージョンです。 殺されないためには、殺人技術を習熟し、 対策を練らなければならないというコンセプトから生れた本です。 素手から核兵器まで、あらゆる手段による「殺人術」を、 図版を多用し、徹底的かつリアルに解説してくれます。 「素手による殺人術」「有毒植物リスト」「ブロウ・ガン(吹き矢)」 「暗殺用化学物質DMSOの威力」「針金・ロープによる絞殺術」 「軍用犬から身を守る方法」「後始末の技術」など、 もう、これでもか! というくらいプロの殺人技術が満載。 探偵モノやハードボイルド、暗殺者の小説などに役立つこと間違い無しの本です。 |
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武器事典
古今東西の歴史上に登場した武器(古代から中世以降まで)
剣や槍や弓、時には銃などの武器を登場させることになりますよね。 でも、それらの武器って、一体どんな種類があって、どんな材質で作られ、どんな形状をしているか、 また、どのように扱うモノなのか、あなたは詳しく知っていますか? これを知らずに、例えば 「ショート・ソードで斬りつけた!」などと描写しても、リアリティがでません(涙)。 リアリティのある世界観を作るためには当然ですが、 小道具となるアイテムの情報種集が大切です。 武器による格闘シーンや、武器の売買・品定め、戦争を描いたりするときは、 武器の資料が必須です! この武器事典は、古今東西の武器について知りたいという方には、 まさにピッタリの一冊と言えるでしょう。 本書では、 刀剣、短剣、長柄、打撃、射出、投擲、特殊、兵器の8種類に分類された武器が、 「長さ」「重さ」「年代」「地域」の4つのデータだけでなく、 イラストと詳しい解説付きで紹介されています。 中には、見たことや聞いたこともない武器もあり、 へえ〜こんなものもあったのかと、感心することしきり。 背景となる歴史や使用した民族のことなど、関連情報も書いてるので、 武器マニアでなくても楽しめますよ(笑)。 「七支刀」「ジャドプラーテ」「シャムシール」「シャスク」「シュヴァイツァーサーベル」 「ショテル」「ショート・ソード」「シンクレアー・サーベル」など、 『し』を頭文字とした刀剣だけでも8種類も紹介されています! このデータ量たるやまさに圧巻です! |
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オススメの創作お役立ち本を教えてください!
創作に役立つ資料やハウツー本などは、個人の力ではなかなか探し出せないモノです(涙)。 おもしろい小説を描くための参考にするために、 資料やハウツー本など、あなたのオススメの創作お役立ち本を紹介してください! 創作お役立ち本の紹介をしてくださる方は、こちらのメールフォーム、 『創作お役立ち本・募集係』 よりお願いします。 |
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