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後頭骨にも有名な小変異があります。ペルーのインカ族の頭蓋に特に多いということから名前の付いたインカ骨です。後頭骨の上部を後頭鱗といいますが、それと頭頂縫合の交わるあたりが小さな独立した骨になることがあります。頭頂間骨と言ったり、左右に延びるラムダ縫合に因んでラムダ骨とも言います。 大きいもの、小さいもの、一個のもの、複数のものなどいろいろなパターンがあります。写真のものは一つですが、かなり大きいものです。アメリカインディアンなどでは20%以上の頻度がありますが、日本人では6.9%です。 上の写真は舌下神経が脳から出て頭蓋骨を突き抜ける部分の舌下神経管です。後頭骨の後頭顆の基部にあります。普通は長径5-6mmの楕円をしています。 これが時に真ん中の部分に骨性の橋ができて、二分されることがあります。下の写真です。 これは内頭蓋底の方にできることが多く、頻度は日本人で17%ですが、やはりインディアンやイヌイット(エスキモー)などでは頻度が高くなっています。 (データは東北大学・百々幸雄教授のもを引用しました) |
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朝のラジオで,今日から2月いっぱいまで六本木ヒルズの森美術館で「医学と芸術展」が開催されるといっていました。ダビンチ,応挙の絵画,解剖図などのコラボもあるそうです。1500円で休館なしとか。 |
伊太利屋次郎 2009/11/28 08:02 |
次郎様 |
森を歩こう 2009/11/29 18:40 |
次郎様 つづき |
森を歩こう 2009/11/30 18:46 |
先月末にシステムの回復を試みました。その時に回復システムのバグでシステムの一部が回復できませんでした。あれこれ弄ってようやくWeb pageがみられるようにしましたが,こんなところが未解決になっていたとは知りませんでした。このblog部分を再インストールして,ちょっと弄りました。コメント投稿を試したところオーケーのようです。サーバーも老体となったのでしょうか? |
伊太利屋次郎 2009/12/02 13:58 |
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