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| (11時間16分前に更新) | ||
沖縄気象台は11日午前7時20分から午後7時の間、沖縄地方で煙霧を観測した。那覇市内では視程が8キロまで低下した。高気圧の影響で下降気流が生じ、地表近くの大気が拡散しにくい状況が煙霧を生んだとみている。一方、黄砂は観測されなかったが、偏西風で中国大陸から飛来した粉じんの可能性も否定できないという。
沖縄市の県中部福祉保健所では「PM2・5」が11日午後4時までの平均で、観測以来3番目に高い大気1立方メートル当たり48・3マイクログラムを観測。気象台はPM2・5が中国大陸から飛来したのか県内のものか判別できないとし、煙霧の要因かについても不明とした。
県環境保全課の金城賢さんは「人体に影響が出るほどのものではない」としつつ、お年寄りや子ども、呼吸器系に疾患のある人にはマスク着用を勧めた。