怪しいサイトの見分け方
最初から詐欺行為を働くつもりで作ったサイトも多いですが、技術的にはしっかりとしたつくりをしているので、見た目での判断は難しいですね。
それに、広告料さえ払えばいろんなところに広告を載せることができるので、利用者の多いメールサービスとかに広告が入っていると、つい信用してしまいがちです。
会社概要見ても、もっともらしいし、他の表記も問題なければ、騙されてもある意味仕方ないかもしれません。
そこで、そのサイトの信頼度を簡単に測る方法を書いておきます。
まずはドメインです。
個人のサイトであったりすれば無料でレンタルしていることも多いですが、商用サイトで無料のレンタルサーバーを使うことはまずありえません。
事業を営むのに、他人の都合で閉鎖されてしまうようなサイトを持つことは大きなリスクとなります。
なので商用サイトでありながら、無料のレンタルサーバーを使っているものは、論外です。
怪しさ80%です。
ドメインの情報は一般に公開されています。
検索をかければ、ドメインの検索がかけられるサイトがいくつか見られます。
そこでドメイン情報を調べてみると、いろいろ項目が出てきますが、登録日が最近のものは要注意です。
当然作られたばかりのサイトですから、信用度は低いです。
ですが、他の人が使っていたオールドドメインを買う人もいるので、古いから安心ということもありません。
次に、登録者情報。
ドメインの利用者は、そのドメインの登録者であるという表示が必要です。
しかし、会社情報や個人情報を見せたくないと、代理登録を利用する場合があります。
その場合、ドメインの情報に表示されているのは、代理登録した会社の情報です。
この代理登録を利用している時は、信用しない方が良いです。
まともな商売を行うつもりなら、自分の名前を売ることが一番です。
それをせずに、コソコソと商売をしているものは、怪しさ100%です。
一つのサーバーで複数のドメインを使うことができる機能をマルチドメインといいますが、同一サーバー内にある、別ドメイン(サイト)を確認することも可能です。
今日も笑ってしまいましたが、メールに載っていた競馬情報のサイトを見てみました。
サイト自体の作りはとても良かったです。
会社名や商品名で検索をかけても、詐欺まがいの情報は出てきません。
そこでドメイン検索。
登録日は去年末。
ドメインは代理登録を利用。
同一サーバーにある他のサイト(ドメイン)を探すと、3つほど見つかりました。
実際にサイトを閲覧すると、似たような(見た目は違うが、ほぼ同じ内容)サイトのみ。
しかもそこにある会社名も、商品名も別物。
悪質決定ですね。
こんなところの商品を買ったら、とんでもないことになります。
けっこう多いですからね。この手のサイトは。
この「怪しいサイトの見分け方」は、あくまでも商用サイトに限ったものです。
個人サイトや非商用サイトの場合は、無料のレンタルサーバーが多かったり、ドメインの代理登録も個人情報漏えいの為にたくさん利用されています。
商品の購入や、有料の会員登録などが必要なサイトの時は、チェックすることをお勧めします。
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おじゃまします。
ヤフー知恵袋にてアドセンスのクリック範囲について
質問させて頂いた者ですが、ご回答有難う御座いました。
広告全体がクリックできるアドセンスを見かけた
サイトの一つを以下に挙げます。
このサイトは昔のコードをそのまま使用している
という事なのでしょうか?
http://jin115.com/
投稿: dog_dog_pai | 2010年5月 2日 (日) 14時35分
どうもいらっしゃいませ。
URL拝見しました。
で、結果から言ってしまうと、通常のアドセンス広告ではないですね。
アドセンスのタグが……
<script type="text/javascript" src="http://parts.blog.livedoor.jp/js/google_user_jp.js"></script>
<script type="text/javascript"><!--
google_ad_client = 'ca-livedoor-blogmedia_js';
google_ad_channel = 'blog041';
google_max_num_ads = '20';
google_ad_section = 'default';
google_hints = 'ゲーム, PS3, XBOX360, Wii, PSP, NintendoDS ';
// -->
</script>
となっています。
で、実際の表示位置には
<!-- Google AdSense -->
<div class="google-user-ad">
<script type="text/javascript">ldb_user_ads.display(2);</script>
</div>
<!-- /Google AdSense -->
で記述してます。
スクリプトはライブドアから呼び出しているので、ライブドア経由のアドセンスということではないでしょうか。
ライブドアと契約しているんでしょうね。
通常のアドセンスではないので、どうやってけいやくしたのかもわかりませんが。
標準広告ユニット(らしきもの?)が4つあるので、その時点ですでにおかしいですね。
アドセンスでは、3つまでしか貼れませんので。
他のライブドアブログも見てみましたが、テキストだけでなく全体がクリックできますね。
この表示は、ライブドアから配信されるアドセンス特有のものみたいです。
投稿: アフィリエイターX | 2010年5月 2日 (日) 16時17分
なるほど、そういうことでしたか。
他にも同様のブログを見かけていましたが、
ライブドアのブログだという共通点には
気づきませんでした。
ライブドアブログで用意されているアドセンス
なのですね。謎が解けました。
この度は丁寧なご回答、
本当に有難う御座いました。
投稿: dog_dog_pai | 2010年5月 3日 (月) 23時07分