こんにちは♪
最近では本やブログなどで
トレーナーさんの情報なども簡単に分かるようになりました。
どういったやり方を用いているのか?
どういった考えを持って犬に対応しているのか?
これらが一般の飼い主さんにも分かるようになったのはありがたい事です。
しかしその中で、私個人として疑問に思う考えをお持ちのトレーナーさんが
少なくない事も事実です。
例えばチョークなどを用いて行うトレーニングなどに対して、
声高に「虐待だっ!」などと叫ぶ方が非常に多いです。
それはやはり世界的に陽性強化のトレーニングが主流になっている事も
関係していると思いますが、しつけ本などにもそう書いてある事が多く、
飼い主さんにも受けがいいからという事も少なからず関係していると思います。
私は別に罰を与えるやり方を全面的に推奨している訳ではありません。
ただやる際の状況、タイミング、力の加減などを正しく学んだ人間ならば、
きちんとした効果を生む事を知っているのです。
日本の場合、国民性もあると思いますが一つのやり方に固執したり、
それ以外を理解しようとしない傾向が強いと思います。
それこそトレーナーを養成するスクールなどでも、
既にマニュアル化されたやり方のみを教え、
3ヶ月、半年といった短期間でトレーナーを名乗れる現状も
大いに関係していると思います。
犬によって性格も、そして環境等も当然違います。
であるならば、トレーナーはその犬それぞれに最適な方法を
提供することが必要なのではないでしょうか?
しかし最近では一部のやり方、考え方に固執し、
↑で書いたように罰を与えるやり方を学んだこともないのに
それを真っ向から否定するトレーナーさんが非常に多いです。
よく知らないというのは、その方の文章を読んでいれば分かります。
トレーナーであるならば、
そしてそのやり方に疑問を呈するならば、
それを実際に自分で行い、その意味をきちんと理解してから
発言するべきではないでしょうか?
またさらに最近の傾向として
犬のしつけ本を読んだりセミナーに行き、
短時間の間に学んだ知識だけで人に教えている
「にわかトレーナー」のような方がいます。
こういった方たちの多くは、
実践という点が圧倒的に欠けており、
それこそ自分の犬くらいしか触れたことがない、
さらにはその自分の犬さえも
きちんとコントロールできていない事も少なくありません。
少々キツイ言い方になりますが、
こういった方たちが飼い主さんに正しい方法を教える事ができるのでしょうか?
またこういった方たちは、
対応を間違えた事が原因で犬の問題行動をさらに醜いものにしたり、
別の問題が出てくる可能性があるという事を理解しているのでしょうか?
また道具を使っている場合、
なまじ結果が出てしまう事が多いので勘違いを生みやすいものです。
しかしその道具がなくなったら何ができるのでしょうか?
そこを理解せずに、そして相手に教える事が出来ない状態では、
人に教える段階ではないと思うのです。
もちろん自分自身が成長していくためには、
実践を積むことはどの職業でも必要な事です。
しかしそれはきちんとした基礎となるベース部分を学んでからです。
そのためには多くの犬と接する事が必要です。
そうでなければ犬はもちろん、飼い主さんも不幸にするという事を、
今一度考えるべきだと私は思うのです。
保護の世界でもそういった方々がいます。
そうするとその方の間違った解釈が、
新しい方たちに伝わっていくんです。
そしてそれが飼い主さんにまで伝わってしまう。
まさに負の連鎖ですよね。
こういった点は早急に改善するべきだと、
私は強く強く思います。
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