みなさん、こんにちは。
大阪維新の会、堺区、市政対策委員をしております井関たかしです。
はじめに、この度の大震災の被災者の皆様にお見舞い申し上げます。また、被災地のすみやかな復興を心よりお祈り申し上げます。
これからが、この大阪をはじめ、被災地以外のところができる、しなければならない事が本番をむかえます。全国で数十万人にも及ぶ長期の被災者の受け入れが始まります。東北の工場からの部品や部材の供給が滞り、製造業や建設業を中心に、資金繰りや受注環境が悪化をしてきています。この大震災という状況の中、選挙を行うべきではないというのが、我々維新の会の考えです。しかしながら、国の方で、国会が、被災地の3県を除いて、予定通り統一地方選挙を実施する事になりました。我々は、このように決まった以上、このような状況ではありますが、簡潔に主張を訴え、皆さんのご判断を頂きたいと思っています。
我々の主張は大きく二つです。一つ目は、大阪を変えましょうという事です。香港や上海、シンガポールのいったアジアの大都市と同じ競争の舞台に立てる大阪を作りたいと思ってます。今まで分散されていた大阪の力を結集して、権限も集中して、力強い大阪を作りたい。シンガポールは1都市が国家ですし、上海市は北京の中央政府から独立した強い権限を持っています。これに対して、大阪府は経済特区を作るにも、国の省庁にお願いする事しかできません。また、この大震災のような危機に対応できる、東京にかわる、首都にかわる、西日本の拠点が必要です。今全国対応が出来る組織は、自衛隊を除けば、東京の警視庁と東京消防庁しかありません。ほかの警察と消防は、全て市町村単位で成り立っています。つまり、経済や財政、危機管理の権限をもつ強い広域行政を大阪に作ります。
第二点目は、その大阪の改革のトップリーダーに橋下代表を皆さんの力で選んで頂きたいという事です。ようやく、大阪維新の会の改革の理念や方向性をお伝えする事が出来た所だと思っています。これからこの改革の大方針に従って、生活や教育、雇用や失業、中小零細企業の支援など、政治や行政の各分野を大改造をしていく実行段階に進んでよいのか、ここで決断頂きたいと思います。我々は、今、府議会や市議会で過半数の議席を頂いておりません。この春、皆さんの圧倒的なお力で、維新の会の大阪の改革をご支持頂き、大阪を改革するために全力で頑張ります。
私、井関たかしは、堺市の今の堺区の向陵中町に生まれました。榎小学校に通い、この堺区に育ちました。今、堺市堺区の市政対策委員として活動をしています。橋下代表や維新の会の考え方を皆さんにお伝えする役割と、皆さんのお気持ちや実感を代表や幹部の方に伝える役割を担っています。
大阪都構想が実現すると堺市はどうなるのかと、分割されるのかとよく聞かれます。私は堺市はなくならない、分割させてはならないと思っています。日々の活動の中で様々な皆さんのお話を伺っていても、7対3くらいで堺市の独自性を保持しようという方々が多いようにおもいます。大和川の北と南で文化が異なります。堺は、独自の歴史と伝統を持った街だとおもいますし、そういう街の誇りを引き継いでいくべきだと思います。
この大阪や日本がおかれた状況を少し長い目で、少し冷静な目で眺めれば、改革は避けれないという事がわかります。財政の状況や、台頭する中国を始めアジアの国々との経済競争など、オール大阪、ワン大阪の力で乗り切らなければなりません。例えば、大阪市が経営主体となっている地下鉄を変え、南海などの私鉄との相互乗り入れを進めます。伊丹空港を廃止して、関西空港を人の移動や物流、観光の拠点にしましょう。
このような、大阪の改革を進める中で、この堺に大きな潜在能力があると思っています。堺浜にはシャープの工場がやってきました。関西空港や湾岸線、美原JCTのおかげで、堺浜や美原に物流拠点もできつつあります。大きな話になりますが、私、井関たかしは、この堺に航空宇宙産業をつくりたい、成り立たせたいと思っています。この堺の84万人の人口と経済規模は、世界に何か新しいものを発信するのに小さ過ぎるということはありません。三宝や堺浜の工場には、熟練の機械工がたくさんおられます。堺市の大阪府立大学の航空宇宙工学科を強化することも是非したいと思っています。私は、7年間九州は長崎で、三菱重工業に勤めていました。これからの日本では、自動車や電機産業にかわって航空宇宙産業が伸びると確信しています。
堺は歴史と伝統のまちともいわれてますが、茶の湯や鉄砲や包丁もその時代の最先端の流行でした。是非最先端の技術や文化を堺から生み出していくために、堺の街のために、私、井関たかしは、微力ながらも全力を尽くすことをお約束いたします。
平成23年 3月31日 井関 たかし