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2013年3月10日(日) 東奥日報 ニュース



■ 倒壊無縁塔修復されず

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震災で崩れた八戸市東霊園の無縁塔。ロープが張り巡らされ、周囲は立ち入り禁止となっている
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 東日本大震災で一部倒壊した八戸市東霊園の無縁塔が、2年たった現在も完全修復されておらず、周辺にロープを張り、立ち入り禁止の状態が続いている。震災以降、石を積み直したものの再度、倒壊する可能性もあり、修繕や建て替えを求める声が市議会から出ている。市は、内部に遺骨を収蔵する形なども含めて対応を検討しているが、現時点でめどは立っていない。

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 行き倒れや身寄りのない人のための無縁塔は1977年に整備したもの。11段のコンクリートの基礎に約500基の古い墓石を積み上げているが、大震災で一部が崩れ落ち、最上部にあった石は後背地に転落している。

 市はこれまでも対応を検討していたが、積み直しても、地震などで再び崩れる恐れがあるという。また、現在の無縁塔には納骨する場所がないため、一般寺院の敷地の一角を借りて市が納骨堂を造り遺骨を納めている。

 高山元延市議(自民・市民クラブ)は6日の市議会一般質問で、震災対応として石を撤去した上で納骨できる無縁塔を整備するよう求めた。小林眞市長は「修繕、撤去など対応を検討しており、提案を活用方法の一つとして研究する」と答弁、市は新たな機能を持たせるか否かも含めて、検討を続けている。

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