【笹井継夫】JR西日本はJR三ノ宮駅(神戸市中央区)を再開発する方針を固めた。駅南側の広場を利用し、隣接する駅ビルを高さ160メートル前後の複合商業ビルに建て替える。事業費は約400億円にのぼるとみられ、2021年度の完成を目指す。13年度からの中期経営計画に構想を盛り込む。中期計画は13日に発表する。
京阪神では1997年にJR京都駅、11年にJR大阪駅が再開発を終え、三ノ宮駅の地元、神戸でも主要駅の再開発を求める声が高まっていた。神戸の玄関口、三ノ宮駅の再開発が順調に進めば、神戸を活性化する起爆剤になりそうだ。
三ノ宮駅の駅ビル、三宮ターミナルビル(地下2階、地上11階)は81年に開業。現在、ショッピングセンターの三宮OPAや三宮ターミナルホテルが入っている。ビル南側の三宮駅前広場(約1万2300平方メートル)はタクシー乗り場などとして利用されている。
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