2013年 3月 11日
スーパーで避難訓練
東日本大震災から11日で2年です。岡山市に本社を置くスーパーの山陽マルナカが全店一斉に巨大地震を想定した避難訓練を行いました。このうち岡山市北区の下中野店では33人が参加し、従業員と買い物客の役に分かれて訓練が行われました。訓練は南海トラフを震源とする巨大地震が発生し震度5強から6弱の揺れを観測したという想定です。従業員は買い物かごで頭を守るよう客に呼びかけた後、瓶が並ぶ棚を避け通路が広い野菜売り場を通って客を外へ避難させました。訓練は県内外の72店舗で合わせて約1500人の従業員が参加して一斉に行われ山陽マルナカでは商品を高く積まないことや十分な広さのある避難経路の確保を徹底していきたいとしています。

穴吹工務店を子会社化
高松市の穴吹工務店が東京に本社を置く分譲マンション大手大京の子会社となることが分かりました。これは大京が11日に発表したもので来月1日付けで穴吹工務店の全ての株式を取得します。穴吹工務店は2009年東京地裁に会社更生法の適用を申請し翌年、大京と投資ファンドのジェイ・ウィル・パートナーズが支援スポンサーに決まりました。そして、大京がジェイ・ウィル・パートナーズから穴吹工務店の株式を307億円で買い取ることになったということです。三大都市圏に強い大京は地方の中核都市を中心に展開する穴吹工務店を買収することで顧客基盤を広げマンション関連事業での相乗効果を狙う方針です。

三光荘来年3月閉館へ
岡山市中区の県職員の福利厚生施設三光荘が、来年3月末をもって閉館することが分かりました。11日の県議会本会議で伊原木知事が明らかにしたものです。今年5月末に宿泊部門とレストランが営業を終了し、来年3月末に閉館します。三光荘は県職員の福利厚生施設として1964年に開館、一般にも開放されていましたが利用者の減少などで1998年から赤字経営が続いていました。三光荘を管理運営する職員共済組合岡山支部では、岡山駅前周辺に価格が安いホテルの建設が相次ぎ利用者の減少に歯止めがかからなかったと話しています。会議室の貸し出しや宴会などは閉館まで受け付けるということですが閉館後の活用法については今後、県が検討することにしています。

「ナルト列車」を発表
岡山県奈義町出身の漫画家岸本斉史さんの人気アニメ、「ナルト」が描かれた列車が来月からJR津山線などで運行されることになりました。この「ナルト列車」は津山市や美作市など現在の県北東部にあたる美作国ができて1300年になるのを記念して運行されるもので津山市の宮地市長らが列車のデザインを発表しました。ナルト列車はJR津山線、因美線それに姫新線で来月3日から来年3月まで運行され、車両にはナルトのキャラクターが描かれています。運行初日の来月3日にはJR岡山駅と兵庫県佐用駅で出発式が行われます。