まず、ギターというのはクラシックギターのことですよね?
ポップスのギターは、少し練習すれば誰でも簡単に弾けるようになるお手軽楽器(というか、お手軽楽譜)なので、質問者さんの言うギターがクラシックギターであると言うことを前提で書きます。
ヴァイオリンとギターのどちらが難しいかというと、同じです。
音を出すのはギターが簡単、楽譜を弾くのはヴァイオリンが簡単。
音程を取る難しさはフレットがあるギターにはないし、多声部を弾き分ける技術は、単旋律楽器であるヴァイオリンには不要。
結局は、難しいポイントが違うだけです。この質問は「バイオリンって、ピアノと比べてそんなに難しいの?」と置き換えてもほぼ同じと考えていいと思います(ギターの難しさと一番似ているのはピアノだと思いますので)
独学について
ギターの場合は独学の人が多いですが、そのおかげ(?)か、本当に音楽的に素晴らしいギタリストは少ないですね。テクニックは凄いのに音楽家としては??な人が大多数です。
ギターの場合は初心者~中級の間はテクニックがものを言いますし、テクニックが優れているとある程度聴き映えがします(一人で「合奏」をするわけですから、1音1音の重要性は薄れますので)。しかし上級になってくると、テクニックではなく音楽性で差がついてきますので、やはり第三者(先生)に指導を受けなければなかなか良い奏者にはなれません。
その点、ヴァイオリン弾きはほぼ100%先生についているので、音楽性については総じてレベルは高めです。
ヴァイオリンの場合は、ギターと異なり単旋律ですし、音を出してから止めるまで完全に制御できます(奏者の音楽性がそのまま音として出てくるわけです)ので、「音楽性」がダメだといくらテクニックがあっても聴けたものではありません。
また、基礎(フォームや発音等)ができていないといくら練習しても全く上達しません。また、音程に関してはロングトーンではさすがに音痴でない限りずれると気づくと思いますが、細かい音では自分で気づくことは極めて困難です。音程がずれた場合は、聴き手に悟られないよう瞬時に修正しなければなりませんが、その修正のテクニックは本には書かれていませんし、聴き手に悟られるか悟られないかは自分では分かりません。なので第三者(先生)の意見は絶対必要です。ですから、多くの人が言うように独学はまず無理です。
もちろんギターの場合も高いレベルになると状況は同じですから、やっぱり独学ではキビシイです。
投稿日時 - 2009-08-17 20:20:09