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【プロ野球】上昇侍で渡米だ きょう1位決定戦2013年3月12日 紙面から
第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で準決勝進出を決めている日本は、12日午後7時から東京ドームで行われる2次ラウンド1組1位決定戦でオランダと対戦する。オランダは11日の敗者復活2回戦でキューバに7−6でサヨナラ勝ちし、初の準決勝進出を決めた。準決勝からは米サンフランシスコに舞台を移し、日本は12日の試合後にチャーター機で渡米する。準決勝は2次ラウンド1位通過なら17日(日本時間18日)、2位通過なら18日(同19日)となる。決勝は19日(同20日)に行われる。 上昇気流は強い方がいい。12日夜にオランダと1、2位決定戦を戦い、そのまま深夜のチャーター機で米サンフランシスコへ向かう侍ジャパン。山本浩二監督(66)が「みんな上向きに? そりゃそうでしょう」と、強く願うのが全員そろって上昇気流で米国に乗り込むことだ。 東京ラウンド突破を決め、この日はグラブをつけて中堅を守るなど、格段にリラックス。12日のメンバーについては「変わるよ。まあ明日や」と、前日(10日)のオランダ戦から大幅に変更することを示唆した。 必勝を期すなら好調打線を極端にいじることはできない。1位になれば準決勝と決勝は中1日。2位なら連戦。投手起用では1位通過の方が有利な面がある。だが今は、日程的な利よりも1人でも多くの上昇ムードを手に入れたいのだ。 前夜の猛打でほぼ全野手が勢いに乗った。ただ例外がいる。「長野とかな」。山本監督が心配する1人が長野だ。「まだ本調子じゃないから、明日もスタメン(の可能性)もあるし、上がってきてほしい」。その長野とフリー打撃で同じ組に入り、打ち込んだのが阿部だ。「シンノスケはDH(指名打者)」。山本監督は打撃専念の機会を与える考え。開幕直前に右膝を痛め、こちらも本調子ではない1人だ。 打撃は水物と言われる。「昨日のようなゲームはなかなか、ない。続いてくれればありがたいけど」。前夜の6本という驚異のアーチ攻勢に浮かれることなく、米国でも原点を貫く。 「キャンプからやってきたこと、足を使って、投手陣が抑えて守っていく、という野球は変わらずにやっていく。メンバーがどうであれ、やってきたことをやる」 より厳しくなる世界4強の戦いを前に、上向き印の侍を1人でも増やしておく。 (生駒泰大) PR情報
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