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【グラニュース】


史上初?平均身長180センチ超

2013年3月12日 紙面から

 名古屋グランパスが“歴史的”な記録に到達した。今季開幕時点での登録選手29人の平均身長が180・17センチとなり、関係者によるとクラブ史上初の大台超え。Jリーグでも平均身長180センチオーバーは初めての可能性がある。近年の好成績の一つの要因とも言える大胆な大型化が、今季も上位進出の切り札となるか。

 他チームから「山脈」と恐れられるグランパスの圧倒的な高さが、ついに節目の数字に到達した。今季も新たに197センチのDFニッキ、187センチのDF牟田ら高さのある選手を補強。昨年は179センチ台だった登録選手の平均身長が、180センチ台に突入した。

 久米GMは「そのことは知っています。Jリーグでも過去にないことかもしれない」と笑う。Jリーグでは身長の統計を取っていないため断定はできないが、リーグ全体として20年間で少しずつ大型化が進んでいる流れはある。グランパスが初の180センチ超えを果たした可能性はある。

 10年前の平均身長は178センチ強。約2センチの上積みの背景には、08年に就任した久米GMの戦略があった。「世界で戦うことを考えれば大型化は必然。アジアでは韓国も豪州も大柄な選手をそろえている。大きい選手には魅力を感じる」。意図的に背の高い選手を獲得してきたと説明した。

 久米GMは09年途中にFWケネディ、10年にはDF闘莉王と次々に大型選手を獲得。10年の初優勝時には、空中戦での絶対的な強さが攻守でものをいった。

 サッカーはサイズで勝てるほど単純ではない。グランパスではFW玉田やMF藤本らのテクニックもアクセントになっている。そのことを前提に置いたうえで、主将のGK楢崎は言う。

 「サッカーでは数センチ、数ミリの戦いというのが必ず起こる。そこで試合が決まってしまうこともある。グランパスは大きさの利点を生かさないといけない」

 開幕2戦を終えて勝ち点1と出遅れたグランパス。リーグナンバーワンの高さで白星を積み上げる。 (木村尚公)

 

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