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「秒速で1億稼ぐ人」は、秒速でそれ以上の社会的損失を生み出しているかもしれない

2013/03/12


最近考えていることをアウトプットしてみます。


「お金にならないけど価値のある仕事」の価値を金銭換算したい

ぼくは「お金にならないけど価値のある仕事」をなるべく多くやろうとしています。たとえばNPOのマーケティング支援、OB/OG訪問を受ける、「あまり読まれないけれど伝える社会的意義がある情報」の発信などなど。要するにボランティア活動ですね。

最近の関心は、こうした非金銭的な活動を金銭換算できないか?というものです。


ぼくは年間で600万円ほどの売上を稼いでいます。小規模な事業なので、税金も大して納めることができていません。お金という指標のみで見たら、ぼくの社会的意義はかなり小さい部類といってよいでしょう。

しかし、ぼくが取り組む「お金にならないけど価値のある仕事」を金銭換算できるようになったら、ぼくの社会的意義はどのように評価されるでしょう。もしかしたら、税金は数十万しか納めていないけれど、数千万円分の社会的価値を生み出している、なんてことになるかもしれません。

先日上梓した「年収150万でぼくらは自由に生きていく」というテーマの背後には「(採算度外視で人助けを行うぼくらは)年収150万で自由に生きていける」という主張が隠れています。今年の目標は、この「人助け」の部分を何らかの形で金銭換算することです。


逆にいえば、「お金を稼いでいる人が、実は社会的な損害を与えている」という状況の可視化にも関心があります。技術的にはこちらの方が簡単かもしれません。

様々な試算がありますが、たとえばタバコ産業は。同じようなことは、パチンコ業界なんかにも当てはめることができそうですね。

今話題の秒速で大金を稼ぐあの人も、非金銭的な影響を含めると、その実、納税している以上の社会的損失を与えているのかもしれません。


個人や組織の社会的貢献・損害が金銭換算できるようになれば、社会の仕組みはドラスティックに変わるでしょう。

たとえば、

・納税以外の社会参加が加速する(介護ボランティアを一定時間以上したら、年金支払が減免されるようになる、など)
・売上は少ないけれど、多大な社会的影響を与えている企業・個人への投資が活発化する(投資家のリターンは、税金の減免というかたち)。
・個人の評価方法が根本的に変わる(学生時代に行った社会的貢献の金銭価値の多寡が、就職時に問われるようになる、など)

なんて影響が考えられます。超シンプルにいえば、「正直者が救われる」社会へのシフトが加速する、ともいえるでしょう。「理不尽が最小化される」ともいえそう。ここら辺の未来は、小説の形式でまとめようと思っています。


21世紀は、お金だけで人や組織を評価するのではなく、その他もろもろの社会的影響を鑑みた上で、評価を下す時代になっていくはずです。評価方法の変化は、人々の生き方や、コミュニケーションを変えることでしょう。

ぼくはそういう時代をつくりたいので、まずは個人として色々実験していきます。先日始めた売上の公開は、その実験の一環です。次回からはボランティアワークに割いた時間も公開していく予定。乞うご期待です。

関連記事:イケダハヤトっていくら稼いでるの?を公開してみる


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