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◆大相撲春場所2日目 ○妙義龍(押し出し)稀勢の里● ○千代大龍(引き落とし)琴奨菊● ○琴欧洲(上手投げ)栃煌山●(11日・ボディメーカーコロシアム) 3大関が敗れる波乱が起きた。4人の大関陣で稀勢の里(26)=鳴戸=、琴欧洲(30)、琴奨菊(29)=ともに佐渡ケ嶽=の3大関がそろって黒星。大関陣で連勝スタートは鶴竜(27)=井筒=だけとなった。横綱・日馬富士(28)=伊勢ケ浜=は幕内・栃ノ心(25)=春日野=を寄り切り2連勝した。
早くも4大関中3大関に土がついた。はじめは稀勢の里だ。頭で当たり、下から攻められた妙義龍に一方的に押し出された。続く琴奨菊は立ち合い直後に右へ開いた千代大龍についていけず、両手をバッタリ土俵についた。琴欧洲は過去8勝10敗と苦手の栃煌山に上手投げを放たれ、体ごと倒れた。館内には大関陣へのため息と、相手への歓声が入り交じった。
「相手がいい相撲を取った。ああいう相撲を自分が取らないといけない」と稀勢の里がうなだれると、琴奨菊は「情けない。こういうの(引き技)についていかないと稽古している意味がない」とボヤいた。琴欧洲は無言を貫いた。大関陣が崩れるのは、もはや珍しいことではない。初場所にも4日目に4大関全員が敗れた。2日目までに3大関に土がついたのも、初日に3大関が敗れた昨年九州以来だ。
北の湖理事長は敗れた3大関に「自分の相撲を取ってない。しっかりしてくれないと」と苦言。初場所成績も稀勢の里、琴欧洲は10勝、鶴竜、琴奨菊はわずか8勝だった。それだけに「どうしても2横綱に目がいってしまう」と大関陣に対し存在感の欠如まで指摘した。
稀勢の里は東日本大震災の被害が東北地方3県に次いで多かった茨城県出身。震災とは無関係ではなかったが、丸2年を経た気持ちを問われると「もっと頑張らなきゃいけない」と申し訳なさそうに話した。4大関中、琴欧洲を除く3大関は幕内優勝が未経験で、琴欧洲も08年夏の1度だけ。横綱昇進への道は足踏みが続く。大関陣は自らの殻を破らない限り、同じ失態は繰り返される。
(2013年3月12日06時01分 スポーツ報知)
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