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2009-03-23-Mon

オリンピックの勝者に月桂樹の冠を飾る理由 オリンピックの勝者に月桂樹の冠を飾る理由を含むブックマーク オリンピックの勝者に月桂樹の冠を飾る理由のブックマークコメント

二ヶ月ほど前の日経美術欄を読み返していたらギリシャ神話アポロンについて見開きで特集が載っていた。中でも目を惹いたのが「アポロンとダフネ」の物語である。

 ところで、アポロンはこれ以上ない美男子なのに恋に恵まれなかった。

 あるとき、弓の名手アポロンは愛の女神の子エロス英語ではキューピッド)をからかった。エロスが二本の矢を放つと、金の矢がアポロンの胸に、鉛の矢があどけない少女ダフネの胸に刺さった。鉛の矢で射られたら、決して相手を好きにはならない。たとえゼウスの子にして、光り輝く者と崇敬されるアポロンであっても、だ。

 逃げるダフネの肩にアポロンが手をかけた。ダフネは父である川の神に向かって、いつまでも清らかな体でいさせてください、どんな姿になってもいいから、と叫んだ。まさにそのとき、ダフネの体は月桂樹になりはじめた。

Bernini

Bernini

 ルネサンスの次の時代、バロック巨匠ベルニーニの「アポロンとダフネ」は、このせつない神話を見事に描く。

 アポロンはダフネを忘れぬよう、月桂樹の枝を折って冠をつくり、頭に飾った。オリンピックの勝者に与えられるアポロン月桂冠として、いまもこの神話は生きている。

知らないことはまだまだ多い。アポロンって日本で言えば天照大神みたいなものか。


キリストゴルゴダの丘に引かれて行く際にかぶらされた荊(いばら)の冠は確か、この神話を踏まえていたはずだ。冠といえば、トヨタが「クラウン(王冠)」をヒットさせてから、「コロナ太陽の冠)」、「カローラ(花の冠)」、「カムリ(かんむり)」という具合にしばらく冠シリーズが続いたという話を読んだことがある。

kajimamakajimama 2009/03/23 20:59 侍JAPANの活躍にひとりで盛り上がりました。チーム野球に徹した勝利でしたね。来年からアメリカが「やーめた!」って言うんじゃないでしょうか??明日こそ勝って欲しいです。勝ってもあんな国旗を立てたりしませんけどね・・・

Hiromix2004Hiromix2004 2009/03/23 22:13 確かに For the Team でしたね。力道山が外人レスラーに空手チョップをお見舞いしてたって、こんな感じだったかも知れないと思いました。韓国とは色んな面で国民性の違いを痛感させられますね。

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