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AKB、被災地10か所に60人 まゆゆ「何か伝われば」

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 AKB48グループのメンバー総勢60人が11日、東日本大震災で被災した東北の10か所を訪問。ライブを行い、現地の人たちと交流した。最新シングル「Solong!」でセンターを務める渡辺麻友(18)らは津波で壊滅的な被害を受けた宮城県女川(おながわ)町を訪問。「小さな子供から大人まで直接お会いできて本当に良かったです」と渡辺は笑顔を見せた。総監督の高橋みなみ(21)らは岩手県釜石市、大島優子(24)らは同県大槌町をそれぞれ訪問した。

 中型トラックの荷台に設けられたステージで、まゆゆたちが躍動した。冷たい風が吹く中、約1時間、「会いたかった」など全12曲を熱唱。ライブ以外にもじゃんけん大会、ハイタッチ会を開催して、約400人と交流した。会場となったのは女川町生涯教育センターの跡地。同町の中心地に位置するが、現在は更地となっている。

 渡辺が被災地を訪問するのは3度目。女川町は初めてだ。「今日、こうしてこの場に来ることができて本当に良かった。現地に来てライブをすることで、何か伝わるものがあれば、と思います」と渡辺は語った。

 渡辺と共に女川町を訪れたのは島崎遥香(18)、兒玉遥(16)、藤江れいな(19)、小嶋菜月(18)、岩佐美咲(18)。地震発生時刻の午後2時46分には、移動中のバスを降りて黙とうをささげた。

 AKB48は震災直後、被災地を支援する「誰かのために」プロジェクトを発足。この2年間で計22回の被災地訪問やミニライブ、クリスマスイベントなどを行ってきた。昨年の3月11日は東京・秋葉原のAKB48劇場など、各姉妹グループを合わせた計4劇場で特別公演を実施。今年も劇場公演を行うと共に、東北の被災地10か所でライブを行った。

 女川町にAKB48のメンバーが入るのは昨年の5月以来、2度目。地元関係者は「子供たちはテレビの一線で活躍している人に『会ったんだ』と思うだけでも、前を向ける。風化させないためにも、AKBを通じて、女川町を知ってもらうことが大きいと思うんです」と話した。

 この日、総合プロデューサーの秋元康氏(54)もメンバーと一緒に女川町を訪問。同町に新たにできる商店街のプロデュースをボランティアで担当することも決まっているが「僕たちが歌などでメッセージを出し続けることが、風化させないことだと思う。思い出すきっかけをどれだけ作れるか、を考えていきたい」と話した。

[2013/3/12-06:00 スポーツ報知]

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