［できごと］大阪府警、仮設住宅の融資詐欺容疑で会社役員逮捕　８０歳の知人から３億円か（2013.2.13 18:58）

　大阪府警捜査４課は１３日、東日本大震災の仮設住宅への融資名目で知人から現金をだまし取ったとして、詐欺などの疑いで大阪市生野区新今里１、会社役員山本秀典容疑者（５３）を逮捕した。震災以外の名目も含め、この知人から計約３億円をだまし取ったとみて調べている。

　逮捕容疑は、２０１１年４月、相撲部屋の後援会を通じて知り合った大阪市の無職の男性（８０）に「被災者向けのプレハブが福島県で採用されたが、購入資金が足りない。利息を付けて返済する」とうその説明をし、自分の会社が仮設住宅納入を受注したとする偽の経済産業省名義の文書を提示。融資金として計２５００万円をだまし取ったとしている。

　捜査４課によると、山本容疑者は「だましたつもりはない」と否認している。