今日は3.11
そう・・震災のあった日です。
なので今日は、あえて
星の王子さまのポストカードを紹介します。
皆さんは星の王子さまを読んだことがありますか?
実をいうと私も2年前までは読んだことがありませんでした。
当時、高校3年生だった長女が
現代文の授業で、この本の一部を読み
かなり感動をして本を買って帰ってきました。
私は過去、この本を私に薦めた友人が
いたことを思い出し懐かしい思いで
この本を手にして読むに至りました。
この記事は去年か一昨年に書いていまして
すでに一部の方はご存知だと思いますが
ブログ記事を保存していなかったので
当時のまま掲載することができません。
その当時は過去、この本を薦めていた
女友達に嫉妬をしていた
情けない自分を記事にしました。
簡潔に説明すると
茨城で生まれ育った女の子は
とても東京に憧れていました。
(私のことです)
そして高校を卒業して
東京の専門学校である女の子と
親しくなり友達になります。
その女の子は生まれも育ちも東京で
どんなに頑張っても
都会的なセンスには叶うことがなく
私は彼女をうらやんでばかりいました。
そう・・
何十年も友人でいながら
私は彼女をうらやんでいました。
でも、星の王子さまが大好きだと言っていた
彼女を思い出し、この本を読んでみると
今までの自分が情けなく
とても恥ずかしくなり
私は今まで彼女に嫉妬していた事を打ち明け
出会って実に20年以上も経ってから
親友と呼べるようになったのです。
その、きっかけを作ってくれたのが
星の王子さまでした。
星の王子さまというお話は
ある小さな星に住む王子さまが
色々な星を旅して
色々な価値観の大人たちに出会い
人生において大切なことを経験していくというお話です。
なかでもキツネとの有名なシーン。
ここで胸に響くキツネのセリフがあります。
ものごとはね、心でみなくてはいけない。
大切なものは目にみえない。
この意味がわかるでしょうか?
ものごとは心でみなくてはいけない。
これは今回、私のトラブルにも
重要なポイントにもなりました。
嫌がらせをされたからといって
相手を憎んだり恨んだりするのは簡単なことです。
でも相手のことを「心の目」で見てみますと
私はhenocchiがとても寂しい人間に思えるようになったのです。
キレイごとだと言われても構いません。
確かに憎い対象は私だったかもしれません。
でも、その憎しみを鏡に映してみると
憎んでいるのは私ではないのではないかと思いました。
自分自身なのではないかと思ったのです。
何かに不満をもっていて
自分の思い描いていたような
生き方をしていない
そんな不満を何処にも持っていくことができず
私に爆発させたのではないか・・・
それが
ものごとは心でみなくてはいけない。
そうなのではないかと思いました。
嫌がらせをしてくる人間を
許すなんて神様のような気持ちにはなれませんから
せめて「可哀想な人だな・・・」と
同情の念を持って相手より自分の方が
ワンランク上の人間なのだと
遥か高いことろから見下ろせば
気持ちも落ち着いてくると思います。
話はそれましたが
これは20年来の私のリア友の言葉ですが
とても素敵なことを教えてくれたので
みなさんに紹介したいと思います。
星の王子さまに書かれている
大切なことは目にみえない
そう・・
大切なものは目にみえないのです。
それは愛だったり・・
友情だったり・・
家族の絆だったり・・
健康だったり・・
平穏な生活だったり・・
平和だったり・・・
目にみえない大切なものって
普段当たり前のように感じている
もののような気がしませんか?
私も、そう思います。
そしてこれら全ては
お金ではかえないものだったりします。
長くなりましたが
東北の復興が少しでも早く進みますよう
私も、ささやかではありますが祈っております。
↓色々な出版社から本が出ていますが
私は新潮文庫の訳が一番、良いと思っています。
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