農業用フィルムを使った透過スクリーンが開発される
ギズモード・ジャパン 3月11日(月)17時39分配信
1mあたり60円という破格値です。
背景を透過させつつ、映像を投影できる「ディラッドスクリーン」という透過スクリーンがあります。しかしこれはそこそこお値段の貼るものなので、大型スクリーンの作成はコストとの戦いでもありました。もっと低コストで投影したい! 具体的には部屋の中にミクさんを召喚したい! という情熱により、安価な投影スクリーン素材「アミッドスクリーン」(要するに網戸)が開発されました。
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これから紹介するのは、もうひとつの可能性。
注目されたのは農業用フィルム。ビニールシートとしてさまざまなシーンで活用されている農業用ポリオレフ?ィンフィルムなどがそれです。まずはこのフィルムに実際に投影されている様子をどうぞ。
農業用、侮るなかれ。
アミッドスクリーンと比較すると解像度は高めで、本家ディラッドスクリーン決して負けていません。透過率も非常に高いため、この動画のように多重投影も盛んに研究されているようです。また、もともと農業用なので、スケールも大きく10mx100mなどのとんでもない規模の投影スクリーンを作れるのも利点ですね。
このスクリーンは「ポリッドスクリーン」と命名。「ポリッドスクリーンプロジェクト」として、ニコニココミュニティでさまざまな研究が行われています。コミュニティにはこの他にもさまざまな動画が投稿されていますよ。
kinectなどを使って340度視点再現を実現しているものもあります。もういったいぜんたい、どうやってこれを行なっているのかわかりません。ただ、ただ。技術力と発想力に驚くばかりです。
参考記事:http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3 [ニコニコ大百科]
(小暮ひさのり)
最終更新:3月11日(月)17時39分
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