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前書き ネット副業の達人
インターネットを使った副業が流行している。ネットショップ、ネットオークションから始まり、いろいろな人たちがさまざまな形で副業を始める時代となった。一月で100万円を稼ぎ出す人も珍しくはないし、副業から始めて独立・起業する人も多い。
 この本で紹介するのは本当に稼いだ20人の記録だ。全体を読み通せば、ネット副業をはじめるには何をどうすればいいか、どうすれば成功するのか、そしてインターネットを使って稼ぐためにはなにが必要かを見通すことができるだろう。
 ネットを使った副業を始めることはとても簡単だ。だが、その裏側にはいろいろなノウハウやコツ、テクニックが必要とされる。通りいっぺんのやり方をしていては稼ぎにはならない。また、ノウハウだけを切りぬいても、その前後の流れ、背景がわからなくては、そのノウハウをどう活用すればいいのかわからない。この本はそのノウハウを凝縮し、さらにどういう流れでその知恵が生まれ、実践されているのかが記録されている。人のドキュメントであるからこそわかる、そのリアリティーはこれからネット副業を始めるにあたってとても役立つだろう。サラリーマンとして、主婦としてなにからヒントを得て始めたか、どう時間のやりくりをしているかなど、ノウハウに入らない微細な部分も役に立つに違いない。
 この本にはネットショップ、ネットオークション、せどり、アフィリエイト、情報販売、代理店業など、様々なジャンルの稼ぎ方が登場する、ホームページなどつくったことのないという人でもできる方法も紹介している。各種あるネット副業の中で、自分に一番向いているものは何かを探すことができ、すでに始めている人にとっては、自分に足りなかったものは何かがわかるはずだ。
 紹介された実践例をそのまま模倣するだけでかなりの成果につながるだろうし、もちろん参考にするだけにして、自分なりの道をつくることもできる。
 具体例を少し紹介しておこう。1章に登場する益子焼の食器をあつかうネットショップは主婦、関口さんが運営している。月商はわずか半年で100万円を達成している。ネットショップの王道を行くやり方に加えて、口コミを大事にするなどの彼女自身が考えたオリジナルな思想がそこにはある。
 浩徳斎さんという不動産会社の営業マンはリサイクルショップで中古品を仕入れ、ネットオークションで稼ぎ2年で売り上げ約350万円をあげている。オークションの相場よりも安い仕入れをすることによって実現できたのだ。
 昼サイさんというニートの若者はリサイクル古書チェーン店で105円の本を仕入れてアマゾン・ジャパンのマーケットプレイスで売っている。毎月30万円の売り上げを上げて、もう時給800円のアルバイトはできないと話す。
 2章ではアフィリエイト(アフィリエイトの詳細についてはp??参照)などの販売の仲介をして稼ぐ達人たちにフォーカスを当てている。kaboさんは自分に身近なキッチン雑貨、生活雑貨のネットショップをアフィリエイトでつくる主婦だ。主婦業のあいた時間を使って月に25万円の収入にしている。
 阿部さんは無農薬のみかんをつくる農業団体と出会い、それをきっかけに無農薬のみかんを売るサイトをつくり販売代理業で成功している。地元の農業、漁業、特産品などの販売代理業をすれば、立派な副業としてやっていけることを証明しているのではないだろうか。
 情報を売って稼いでいる人を集めたのが3章だ。かん吉さんはビジネス書から抽出した情報を自分なりにまとめてホームページを立ち上げ、月に100万円を稼ぐ。かん吉さんのモットーは「残業するな!副業をせよ!」だ。
 4章ではネットから小説家としてデビューした椙本さんや自分の本業のノウハウを使ってコンサルティングをしているGさんなどを紹介している。自分のスキルを売って稼いでいる人たちである。Gさんのような自分の本業のスキルならばだれでも売ることができるではないだろうか。5章ではネットを使った株式投資で大きく稼いでいる人、ネット懸賞の達人を紹介している。
 それでは、じっくりとこの本を読んで、自分の副業の参考にしていただきたい。
 なお、この本で紹介した人たちの中には副業から独立・起業する人たちもいることを付記しておく。
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(C)金田善裕

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