交通事故 baka,baka・・・ [恋愛]
忙しい日々に翻弄され、ブログを放置してました。
それでも、日記として出来事を綴ってはいたのですが、公開していいものかどうか迷いました。
でも最近、アクセス数もグ~ンと減ったし、職場ではどうやら気づいても知らぬふりをしてくれているようだし。。。
フィクションとして読んでくださってる方も増えたみたいだし、公開することにしました。
ただ、しばらくの間、大変申し訳ございませんが皆様のブログへの訪問は、お休みさせて頂きます。たとえ5分でも長くY先生の側にいたいのです。どうかご理解ください。
3月9日AM4:50記す
息子も夫も寝ている暗い我が家に、今帰ってきました。
やっと金曜日、明日は休み・・・うれしい金曜の夜のはずだったのですが、人生いろいろなことがあります。
金曜日の私は、彼(Dr.Y)とは違う職場。
今日は、お昼休みすら満足に取ることができず、6時になっても先が見えずイライラと仕事をして、7時頃やっと解放。駐車場でエンジンをかけると、彼から電話、今日から自転車通勤にしたって報告と、もう帰えれるから家によってというデートのおねだりだった。
しばらくして、またY先生から電話
「A先生?助けてくんないかな・・・俺やっちゃった」
「えっ何?意味分かんないどうしたの?」
「事故った・・・たてねえし、子どもの様子を見たいんだけど、出血でよく見えなくて状況が・・・ 」
「Y先生~聞こえる?」
「聞こえる・・・腹が痛てえよ」
「痛いなら大丈夫がんばれすぐ行くから」
「救急車まだかな・・・自分の所に搬送してもらうから」
「うん、連絡入れておくね」
「おお・・・yuu・・・俺、一人はやだ! ウ~っ・・最後ぐらいは・・・側にいろ・・」
「Y先生は一人じゃないよ。私はずっと側に居るし、仲間を信じて・・・最後にはさせない」
救急車の音がして切れた。
病院までの道のりが長く感じました。
金曜日の夜で、交通量も多く渋滞でイライラしながら、何度も何度も「神様、お願い彼を助けて」って祈りました。
怪我の様子が分からないので、凄く不安で・・・
恐怖で身体がガタガタと震えてる自分に、「しっかりしろ」と言い聞かせながらハンドルを握りました。
私が病院に着いたとき、彼はもうERにいなかった。
出迎えてくれたS君が
「A先生、はやく!!急いでオペ、入りますよね?」
「ええオペなの」
走りながら
「脾臓損傷で、出血してるみたいです。先輩、朦朧とする意識の中でA先生を待ってましたよ。側に居てやってください」
「損傷!?まだ破裂ではないのね?血圧は?」
「僕はそう聞きました。バイタルは見てません」
「頭は?」
「額の外傷のみです。先輩運動神経いいから。上腹部の打撲のみだと聞きました」
「執刀医は?」
「それがDr.@しかいません」
「なら大丈夫お手並み拝見といきましょう」
オペ室に向かいながら、気持ちを切り替えることができた自分に合格点。
Dr.@は、海外で経験を積んだ若きホープ。
Y先生とDr.@は、何かともめる二人だけど、いいライバルである。
Dr.@はとても合理的で、一見冷たそうに見えるけど、理にかなったことしか言わないし、私はいいと思ってる。
Y先生は、外見のイメージとは違って鈍くさいほど熱い男だから対照的だね。
ぶつかり合いながら、お互い成長していって欲しいと願ってる。
「ねえ、@先生、これなら塞栓術でいけないかなあ?」
「What ?」
「だからPSEで・・・輸液で血圧も安定したみたいだし・・・温存できるかもって・・・」
「あのさ、ズカズカ入ってきて目障りなんだけど、本人があんたをご指名だからそれは我慢するけど、口出し無用でお願いします」
「だって、温存したい・・・摘出はいつだってできる」
「何言っちゃってんのよく見ろよ。ここのダメージやばいだろう?確かに温存できる可能性は0じゃない。Yが外科医じゃなかったら、俺も考える。A先生は、経過観察にYを何日ベットに縛り付けておく?」
「10日、2週間ぐらいかな」
「爆弾抱えて、2週間入院。この場合遅発性破裂の可能性が大きい。摘出してしまえば2週間後に、Yは確実に外科医として仕事に復帰してる。あんたの言ってることどう考えてもばかげてる」
「・・・Y先生本人は何て?」
「お前に任せる。A先生はまだかな・・・って。側に居て欲しいなんてまるでガキ弱みを握らせてもらった」
「分かりました。よろしくお願いしますm(_ _)m」
「仲間を信じてくれたYに後悔はさせない。では、始めます」
Y先生の手術は成功しました。
ずっと側に居てやりたいけど、私には家庭があるから・・・
帰らなきゃならない。
3月9日PM9:20記す
ずっと側に居たかった・・・
泣く泣く帰宅し、眠りにつく。
目覚めるとすぐ彼の所に飛んで行きたかったけど、私は息子の母親であること、A家の人間であることを放棄することは出来ない。
我慢の半日
とうとう我慢できなくて、
「ママ、ちょっと急用が出来たからお留守番お願いね」
そーっと病室に入る。
「ごめん、起こしちゃった?」
「寝てないよ、目を閉じてただけ。一人?」
「うん」
「Jr.は大丈夫なの?」
「もう5年生になるのよ。お留守番」
子どもが飛び出した。
車が急ブレーキ、彼は子どもを突き倒した。
彼は車にはねられたけど、子どもは擦り傷ですんだ。
車は止まりきれなかったけど、スピードはかなり落ちていたので不幸中の幸いでした。
目の前で子どもがはねられて、自分が応急処置をするよりこの方がマシ。後悔してない。って言ってました。
バカな奴 バカバカ・・・どんだけ心配したと思ってるんだバカ野郎!!
でもでも大好き愛してる
自転車通勤は永久禁止だ
それでも、日記として出来事を綴ってはいたのですが、公開していいものかどうか迷いました。
でも最近、アクセス数もグ~ンと減ったし、職場ではどうやら気づいても知らぬふりをしてくれているようだし。。。
フィクションとして読んでくださってる方も増えたみたいだし、公開することにしました。
ただ、しばらくの間、大変申し訳ございませんが皆様のブログへの訪問は、お休みさせて頂きます。たとえ5分でも長くY先生の側にいたいのです。どうかご理解ください。
3月9日AM4:50記す
息子も夫も寝ている暗い我が家に、今帰ってきました。
やっと金曜日、明日は休み・・・うれしい金曜の夜のはずだったのですが、人生いろいろなことがあります。
金曜日の私は、彼(Dr.Y)とは違う職場。
今日は、お昼休みすら満足に取ることができず、6時になっても先が見えずイライラと仕事をして、7時頃やっと解放。駐車場でエンジンをかけると、彼から電話、今日から自転車通勤にしたって報告と、もう帰えれるから家によってというデートのおねだりだった。
しばらくして、またY先生から電話
「A先生?助けてくんないかな・・・俺やっちゃった」
「えっ何?意味分かんないどうしたの?」
「事故った・・・たてねえし、子どもの様子を見たいんだけど、出血でよく見えなくて状況が・・・ 」
「Y先生~聞こえる?」
「聞こえる・・・腹が痛てえよ」
「痛いなら大丈夫がんばれすぐ行くから」
「救急車まだかな・・・自分の所に搬送してもらうから」
「うん、連絡入れておくね」
「おお・・・yuu・・・俺、一人はやだ! ウ~っ・・最後ぐらいは・・・側にいろ・・」
「Y先生は一人じゃないよ。私はずっと側に居るし、仲間を信じて・・・最後にはさせない」
救急車の音がして切れた。
病院までの道のりが長く感じました。
金曜日の夜で、交通量も多く渋滞でイライラしながら、何度も何度も「神様、お願い彼を助けて」って祈りました。
怪我の様子が分からないので、凄く不安で・・・
恐怖で身体がガタガタと震えてる自分に、「しっかりしろ」と言い聞かせながらハンドルを握りました。
私が病院に着いたとき、彼はもうERにいなかった。
出迎えてくれたS君が
「A先生、はやく!!急いでオペ、入りますよね?」
「ええオペなの」
走りながら
「脾臓損傷で、出血してるみたいです。先輩、朦朧とする意識の中でA先生を待ってましたよ。側に居てやってください」
「損傷!?まだ破裂ではないのね?血圧は?」
「僕はそう聞きました。バイタルは見てません」
「頭は?」
「額の外傷のみです。先輩運動神経いいから。上腹部の打撲のみだと聞きました」
「執刀医は?」
「それがDr.@しかいません」
「なら大丈夫お手並み拝見といきましょう」
オペ室に向かいながら、気持ちを切り替えることができた自分に合格点。
Dr.@は、海外で経験を積んだ若きホープ。
Y先生とDr.@は、何かともめる二人だけど、いいライバルである。
Dr.@はとても合理的で、一見冷たそうに見えるけど、理にかなったことしか言わないし、私はいいと思ってる。
Y先生は、外見のイメージとは違って鈍くさいほど熱い男だから対照的だね。
ぶつかり合いながら、お互い成長していって欲しいと願ってる。
「ねえ、@先生、これなら塞栓術でいけないかなあ?」
「What ?」
「だからPSEで・・・輸液で血圧も安定したみたいだし・・・温存できるかもって・・・」
「あのさ、ズカズカ入ってきて目障りなんだけど、本人があんたをご指名だからそれは我慢するけど、口出し無用でお願いします」
「だって、温存したい・・・摘出はいつだってできる」
「何言っちゃってんのよく見ろよ。ここのダメージやばいだろう?確かに温存できる可能性は0じゃない。Yが外科医じゃなかったら、俺も考える。A先生は、経過観察にYを何日ベットに縛り付けておく?」
「10日、2週間ぐらいかな」
「爆弾抱えて、2週間入院。この場合遅発性破裂の可能性が大きい。摘出してしまえば2週間後に、Yは確実に外科医として仕事に復帰してる。あんたの言ってることどう考えてもばかげてる」
「・・・Y先生本人は何て?」
「お前に任せる。A先生はまだかな・・・って。側に居て欲しいなんてまるでガキ弱みを握らせてもらった」
「分かりました。よろしくお願いしますm(_ _)m」
「仲間を信じてくれたYに後悔はさせない。では、始めます」
Y先生の手術は成功しました。
ずっと側に居てやりたいけど、私には家庭があるから・・・
帰らなきゃならない。
3月9日PM9:20記す
ずっと側に居たかった・・・
泣く泣く帰宅し、眠りにつく。
目覚めるとすぐ彼の所に飛んで行きたかったけど、私は息子の母親であること、A家の人間であることを放棄することは出来ない。
我慢の半日
とうとう我慢できなくて、
「ママ、ちょっと急用が出来たからお留守番お願いね」
そーっと病室に入る。
「ごめん、起こしちゃった?」
「寝てないよ、目を閉じてただけ。一人?」
「うん」
「Jr.は大丈夫なの?」
「もう5年生になるのよ。お留守番」
子どもが飛び出した。
車が急ブレーキ、彼は子どもを突き倒した。
彼は車にはねられたけど、子どもは擦り傷ですんだ。
車は止まりきれなかったけど、スピードはかなり落ちていたので不幸中の幸いでした。
目の前で子どもがはねられて、自分が応急処置をするよりこの方がマシ。後悔してない。って言ってました。
バカな奴 バカバカ・・・どんだけ心配したと思ってるんだバカ野郎!!
でもでも大好き愛してる
自転車通勤は永久禁止だ
2013-03-11 03:00
nice!(39)
コメント(4)
niceではありませんが。
助かって良かったですね。不幸中の幸いかな。
神の御加護でしょう。人生、±0ってもんです。
そのうち、きっと良いことがあります。
by masakun (2013-03-11 07:01)
人生・・何があるか分らない。
助かってよかったね!
ほんまに・・・
後は見守り励ますだけ・・・・
出来ることを無理せずに・・・
yuuriさんがへばってはしかたないからね。
by hatumi30331 (2013-03-11 07:11)
ただただ 回復が早く良く進みます事を願ってます。☆
(nice! は お見舞いの気持ちでおさせていただきます!☆)
by ゆうのすけ (2013-03-11 21:32)
子供を助けてY先生が身代わり、、。
立派ですね。。
早く回復されることをお祈りします。
by なんだかなぁ〜。横 濱男です。 (2013-03-11 21:43)