2013.3.11 05:01

虎・中村GM、中継ぎ助っ人調査へ緊急渡米(2/2ページ)

開幕直後に渡米する中村GM。リリーフ投手の獲得を目指す

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 苦手な飛行機に乗り、虎のリリーフ陣の救世主を探す旅に出る。中村GMが『3・29』の開幕直後から穴を埋めるべく、本格始動する。

 「新外国人のリストがあがってくるから、それらを見にいく。調査だ」

 中村GMは、これまでのサンケイスポーツの取材に対して渡米する事実を認めていた。今回、その行程と明確な目的が判明した。球団はメッセンジャー、スタンリッジの火付け役となる先発要員としての“第3の外国人”を探していた。南球団社長も「中(継ぎ)と先発の両方ができる選手」と話していたが、ここにきて方針を絞った。

 球団幹部によると「球が速く、後ろ(中継ぎ)を任せられる投手」と補強ポイントをリリーバーに移行させたことが判明した。セットアッパー候補だった筒井が左肩の張りで開幕は絶望的。渡辺もリハビリ中。小嶋、高宮ら中継ぎ候補もピリッとしない事態が続いている。オープン戦7試合の戦いをみて先発よりも手薄なリリーフの補強は急務と判断した。

 現場からは2億円(約220万ドル)クラスの要望も出ているもようで、大リーグの開幕ロースター漏れの投手を中心に調査する見通しだ。

(紙面から)