福岡市 大気汚染で新たな予報3月5日 20時27分
大気中の汚染物質PM2.5の問題で、福岡市の高島市長は呼吸器系の疾患がある人などに注意を呼びかける今のPM2.5の予報に加え、国の新しい指針に沿って、1立方メートル当たり70マイクログラムを超えるおそれがある日に、市民全員に注意を呼びかける予報を行う考えを示しました。
これは高島市長が5日、井上環境副大臣との会合のあと、報道陣に示したものです。
福岡市は、PM2.5の濃度が環境基準を超えると予想される日に、呼吸器系やアレルギーの疾患がある人に向けて、健康への影響に注意を呼びかける予報を先月15日から始めています。
こうしたなか国は、1日の平均濃度が1立方メートル当たり70マイクログラムを超えると予測された場合に外出を控えるよう呼びかけるなどとした暫定的な指針をまとめました。
この指針について高島市長は、「国が定めた70マイクログラムという基準は、疾患のある人だけではなく、すべての人が対象だ。この基準を活用して広く市民に知らせていきたい」と述べ、現在の予報に加え、今後、70マイクログラムを超える場合には、市民全体に注意を呼びかける予報を行う考えを示しました。
福岡市は今月中に専門家による委員会を開き、新たな予報の具体的な内容を検討することにしています。
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