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色々な事象がごちゃまぜになっていて要点を捕らえにくいのですが、まずその行為を考えてみました。 時事フォト・ニュースより 第5管区海上保安本部神戸海上保安部の某君(43歳)のとった行為は、どんなに好意的にみようと"アウト"です。 だって、自分のものでもないものを勝手に持ち出し、しかも時の政府なり国家なりに直接仕える公僕の身でありながら、仕え先の意向に反して自分の一存で行動してしまったわけですから。 いわゆる"システム破り"というヤツです、SF小説の古典的テーマの一つでもあります。 これが、例えば、たまたま現場にいて漁労でもしていた漁師が事件を目撃、撮影して投稿、というのなら誰からも文句を言われる筋合いではないのです。 この意図的な流出事件は、"国家・政府"にとっては脅威と感じる事でしょう。民主党政権だろうと自民党政権だろうと、はたまたオバマ政権だろうと同じです。 "国家・政府"というものは、まるで人格を持つかのようにふるまうものです。 守秘義務違反かどうか、などという法律的解釈の問題ではないのです。 43年間も人生をやっていればこのぐらい誰しも考えるでしょうが、不幸にして何も考えなかったところに神戸海保部某君の悲劇があるわけです。 一部で妙なことに、単純に反中意識を反映したものでしょう、今回の意図した流出行為を支持するという意見が国家至上主義的立場を唱える中にあることです、これは矛盾です。 それを云うのなら、他の省庁職員にも奨励してはどうか、防衛、外務省職員にも同様の行為を期待したらどうか、という意見が返ってくるでしょう。 で、これが一個人のパフォーマンスかどうかですが、大いに疑念のわくところであります。 簡単にコピーでき、持ち出せる状況にあったわけで、流出を組織ぐるみで意図したものであった、としてもわたくしは驚きません。むしろ、そのように考えるのが自然かもしれません。 彼はスケープゴートにされましょう。 2010 11.14 JST |
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それが間違っている道でも |
通りすがりのおっさん 2010/11/14 09:33 |
ご意見、拝見致しました。 |
ふみたか 2010/11/15 06:35 |
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