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自民・石破氏「復興へ全力」 宮城県連大会で講演
 | 伊藤信太郎氏 |
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自民党の石破茂幹事長は10日、仙台市内であった党宮城県連の定時大会で講演し、東日本大震災からの復興加速について「できないなどと言ったら政権に戻った意味がない。国の関与を強め、来年の正月には被災者に希望を持ってもらえるようにしたい」と述べ、全力を挙げる姿勢を示した。 憲法改正に関連して「国家が危機にひんした時、国民の権利や財産に一時的な制限を加えることは国として当然だ」として大災害時の私権制限の可能性に言及した。 安倍晋三首相が近く最終判断する見通しの環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加をめぐっては「被災地を中心に農業や水産業などの1次産業をどう再生させるかを正面から訴えていく必要がある」と語った。
◎新会長に伊藤氏/自民宮城県連
自民党宮城県連は10日、仙台市内で定時大会を開き、任期満了となった小野寺五典県連会長の後任に、伊藤信太郎衆院議員(59)=宮城4区=を選出した。任期は2年。 伊藤新会長は「宮城県連が新生自民党のエンジンとなって、震災復興を推し進めたい」と抱負を語った。新役員体制は伊藤氏に一任された。 小野寺氏は、大会に先立って開かれた県選出国会議員らの会議で「防衛相の仕事を与えられ、参院選の陣頭指揮を執ることが難しくなった」と退任を表明。伊藤氏を後任に指名した。 伊藤氏は東京都出身。2001年の衆院宮城4区補選で初当選。09年衆院選で落選したが、昨年12月の衆院選で4選を果たした。
2013年03月11日月曜日
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