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'13/3/11

脱原発求め中国地方で集会



 中国地方で10日、市民団体などが原発に反対する集会を相次いで開いた。民主党政権が掲げた原発ゼロ目標がかすむ政治状況に、「脱原発を止めるな」と訴えた。

 広島市中区の市中央公園には、約1500人(主催者発表)が集まった。呼び掛け人の一人、広島県被団協の坪井直理事長(87)が「福島とともに原発反対の声を上げよう」とあいさつ。核兵器廃絶をめざすヒロシマの会の森滝春子共同代表は「政権が代わり原発政策が進んでいる。声を上げ続けなければ」と力を込めた。  参加者全員で「さようなら原発!」と書かれた紙を掲げてアピールした。

 中国電力が上関原発建設を計画する山口県上関町の中央公民館では、約300人が計画中止を求めた。上関原発を建てさせない祝島島民の会など4団体が主催した。

 同会の清水敏保代表(58)が「計画撤回まで戦い抜く」と強調した。

 松江市のJR松江駅前でも、原発ゼロを訴えるリレートークがあった。島根原発(松江市)の1、2号機再稼働と3号機稼働に反対し、「事故を風化させるな」と声を上げた。

【写真説明】「さようなら原発!」と書いた紙を掲げ、反原発を訴える参加者(広島市中区)




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