東京電力福島第1原発事故から2年を控えた10日、愛媛県松山市と新居浜市で脱原発や伊方原発の再稼働反対を訴える集会やパレードがあった。
松山市堀之内の城山公園では「伊方原発をとめる愛媛集会」があった。伊方原発をとめる会主催で、市民ら約400人(主催者発表)が参加した。
草薙順一事務局長が「絶対にフクシマを繰り返してはならない。命と未来を守るため頑張ろう」とあいさつ。参加者代表10人も登壇し、脱原発の早期実現を求め、伊方原発の廃炉を求める集会宣言を採択した。
集会後、参加者は県庁前や市内の中心商店街をデモ行進し、「再稼働反対」「今すぐ廃炉に」と声を張り上げていた。
新居浜市では「伊方原発の再稼働を許さない3.10新居浜行動」があり、約50人が同市泉池町の銅夢にいはまから四国電力新居浜支店を経由し、同市繁本町の中央公園までをパレードした。
にいはま憲法九条を守る市民の会などによる実行委員会主催。参加者は「日本列島は自然エネルギーの宝庫」などと書かれた看板やのぼりを掲げて「再稼働反対」「電気料金値上げ反対」と訴えながら歩いた。