第二話「強盗の絶対等速」
とりあえず金がないから外に出た。銀行に下ろしに行こう。寮の中にATMはあるが、周りに残高を見られたくない。金は死ぬほど持ってきた。能力を使って当てたジャンボくじで。銀行につくとまたジャッジメントがいた。違うジャッジメント。治安がいい理由はこれか。
「え~っと、これかな?」
暗証番号を打ち、残高をみる。33億6000万。能力を使って当てたジャンボくじ。この能力便利だな。ダミーチェック。人からの認識を削ぐもの。これであらかじめ決めてある番号を店を回り見るだけ。そして購入。俺が持っているのはアタッククラッシュなんだがw友達が持っていたから一緒に力を合わせて半分ずつした結果だ。なんでも買えるが、俺にいるのはパソコン、食糧だけ。あとは特にいらん。
「まぁ念の為、20万だけでいいか」
そうして銀行を後にした。と言いたい所だが銀行強盗が来た。熟練っぽい。みんなしゃがむ。おいおいなんで俺がこんなめんどい事・・・しかし一般人がかかわると犯罪なんだっけ。ここはジャッジメントのお手並み拝見と行こうじゃないか。・・・
小学生が犯人を捕まえたが人質をとられ、何もしようがない。そしてその小学生はその人質の子をたぶんテレポートで飛ばした。そして自分が残っている。なんともかわいそうな子だ。仕方ない。俺も参戦しようとした途端に小学生の目の前に閃光が走った。そして一瞬にして強盗は逮捕された。しかしあの閃光はなんだったのだろうか。人工的に起きた物ならそいつが都市を滅ぼした奴じゃないのか?そして後をつけようとしたのだがヤジウマの群れでよくわからなかった。寮にもどると寮の奴が話しかけてきた。
「お前、なんで男子寮にいるんだ?」
「すいません。転校してきた咲群です。今後ともよろしくお願いします」
「いや、なんで女がここにいるんだって事」
ああ、チビの次は女、か。じゃあ俺はショタなんだな。初めて知ったよ。
「あの、男ですけど」
「え?あ、そうなのか?わりいわりい女に見えたからさ」
「ええ、間違いは誰にでもありますよ。どうぞお構いなく」
ええ、誰にも、誰にも、ね?
自宅に戻り都市を滅ぼした奴の事だけ考えていた。そしていつのまにか寝てしまった・・・
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