今回ばかりは少々個別に語らせて頂きます。ネタバレ注意です(´・ω・`)
というわけでどうも、テイルズオブハーツRを無事に終えた軍師です
システム面ではすごく良作なものの、シナリオは原作プレイヤーを大事にしていないリメイクでした…(´;ω;`)ブワッ
※1ネタバレ注意です
※2珍しく少々酷評します。ハーツRが好きな方は閲覧をおすすめしません
他ブログ様からいらっしゃった方は
一度こちらをご覧いただきますようお願い申し上げます
【テイルズオブハーツR シナリオ感想】
まず前提として言うと、このゲームは非常に面白かったです。
大筋はそのままだしシステムは良く出来ている。特に戦闘は秀逸で手応えあり。普通に良作だと思います。
しかし、あまりに原作からカットされた台詞・シーンが多すぎるというのが原作ファンとして予想外のダメージでした。以下はカットされたシーンのごく一部です
(ただ単に見逃してただけ等がありましたら申し訳ありません)
[原作からなくなったシーン・台詞・改変されたものの一部]
・イネス裏切りシーン。原作PVにも使われたシングを攻撃しながら叫ぶところがオールカット。それによってその後のシーンの重みも減少
・シングが立ち直るシーン大幅短縮。コハクが傷つきながらシングに感謝の想いを伝えるシーン等をカットしてものすごく短くなった
・ヒスイの一人旅シーンオールカット。他にもリチアとの会話や台詞削減等「ヒスイ=もう一人の主人公」と取れるシーンが大幅削除
・カルセドニー処刑シーン、原作PVにも使われたバイロクスの説教オールカット。代わりに挿入されたものも特にはないように感じた
・パライバがグロシュラーに嘘を吹き込まれ、孤独と悲しみにとらわれるシーン削除。それによってゼロムにとりつかれた理由も特になくなり、悲しみから開放するカルセドニーの台詞も全てカットされ、唐突な憑依・戦闘・告白のみ残った
(その告白もなぜか「パライバさま。あなたが世界を背負うと仰るなら、僕は、世界ごとあなたを支えましょう」といった、理由がよくわからない細かい変更があった)
・クンツァイト関連の多くが削減。同型機を見て自分が機械であることに恐怖を感じ、リチアに信頼の言葉をもらうシーンがオールカット。セラフ兄弟と相対したときに「リチアに生きていてほしい」と自分の想いを叫ぶシーンがカット等
・ストリーガウの気持ち悪い要素がほぼカット。人のスピリアを集める趣味だけは変わっていないが、気持ち悪い声や台詞がなくなり、全く印象に残らない敵キャラになってしまった
これらは本当にごくごく一部。クリード覚醒後のやりとりもかなりカットされたり変更されたりしていました……DSからVitaへの移植で、まさかシナリオカットがあろうとは
それも、こんなに大事なシーン達がこれほどカットされるとは思いませんでした。
もちろん改良点も結構あります。ペリドットとバイロクスの最期や、決戦前夜のヒスイ&リチアは良い改良&追加でした。
中盤に入るまでも、そこまで変に改変されたりカットされたところもなかったように思います。キャラの掘り下げも強化され、王道ストーリーな大筋はそのままだったし満足できるところも本当に多かったです。
しかしこれだけのカットがあると、さすがに随所で改悪だとの声もあがっているようです…
3Dだと表現できない、しにくい、ハーツRの演出レベルではできない箇所も確かにあったのかもしれないし、CEROに引っかかる等の大人の事情も大いに絡んでいるんだろうなというのは簡単に予想できます。仕方ない部分もあるのでしょう
しかしながら「テイルズオブハーツ」を名乗り、デスティニーのように完全に作り変えるわけでもないのなら、せめて大事な箇所、大事なシーンはどうにかして演出してほしかったと思います。
リメイクにシナリオ上の「削除(≠変化)」を望んだ人がどれほどいたのかということも考えると、少なくとも原作ユーザーにとっての「テイルズオブハーツR」は「リメイク失敗。だが良作」だと感じました。
ストーリーなんか気にしない、戦闘を楽しみたい!という人や、ハーツを知らない人、遊んだけど覚えてない人には強くおすすめしたい作品です。
ってわけで、生まれて初めてテイルズを少し酷評してしまった…しかし、それだけ期待していたし、それだけハーツが好きだったんだということで許してください(´・ω・`)
まぁここまで不満言っておきながら良いところもすごく多いし、やっぱり良作は良作なので
これからガッツリやりこんでこようと思います(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)
……DS版でシナリオを見直しながらやるからすごい時間かかりそうだけど
なに、気にすることはない
ただ手放しで何でも絶賛して持ち上げるだけがファンじゃないですからね
悪いところは悪いと言って次の作品に活かしてもらうのが一番ですよ
的は射た良いレビューだったと思いましたよ