米韓軍事演習開催 北朝鮮「休戦協定完全に白紙化」と挑発強める
北朝鮮が反発している、アメリカと韓国の合同軍事演習が、11日から始まり、北朝鮮は、「けさから、休戦協定が完全に白紙化された」と、挑発を強めている。
11日朝の朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は、「最後の決戦の時が来た」としたうえで、朝から、朝鮮戦争の休戦協定が完全に白紙化されたとしている。
また北朝鮮は、軍事境界線上の板門店(パンムンジョム)にある南北の直通電話を、8日の予告通りに、朝、遮断した。
アメリカと韓国の合同軍事演習「キー・リゾルブ」は、11日から始まり、韓国全域で、3月21日まで行われる。
2年前に砲撃事件のあった韓国の延坪(ヨンピョン)島からは、10日、北朝鮮の兵士数十人が訓練する様子などがカメラにとらえられているが、韓国国防省のスポークスマンは、11日午前の会見で、「今のところ、北朝鮮の軍に特別な動きは見られない」としている。