【台北=村上太輝夫】米台間の貿易投資枠組み協定(TIFA)に基づく経済協議が10日、台北で開かれた。台湾側は米国が主導する環太平洋経済連携協定(TPP)への参加希望を正式に表明するとともに、米台自由貿易協定を検討したいとの意向を示した。
協議後の記者会見で米国通商代表部のマランティス次席代表は「TPPは我々が招待するものではない」と述べ、台湾側の自由化努力を促した。
TIFAの協議は2007年7月を最後に、米国産牛肉の輸入をめぐる対立で中断していた。再開は馬英九(マーインチウ)政権の対米重視姿勢を象徴するものでもある。
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朝日新聞国際報道部