原発事故:44カ国・地域が農水産物の輸入規制継続
毎日新聞 2013年03月09日 11時39分(最終更新 03月09日 13時06分)
東電福島第1原発事故から11日で2年を迎える今も、中国、韓国など44カ国・地域が日本の農水産物の放射性物質による汚染を懸念して、輸入停止や検査証明書を求めるなどの輸入規制を続けている。規制はさらに長期化する恐れがあり、海外への日本の食品輸出にとって大きな足かせとなっている。
農水省によると、カナダやメキシコなど10カ国がこれまでに規制を解除したが、「全体的な状況はそれほど改善していない」(輸出促進グループ)のが現状。中国は10都県産の食品全ての輸入を停止しており、韓国もホウレンソウやキノコ、魚を含む多くの品目を輸入停止の対象にしている。(共同)