内田　復帰戦フル出場２アシスト

　【ゲルゼンキルヘン（ドイツ）浜田恵子】ドイツ・ブンデスリーガ１部で、ＤＦ内田篤人（２４）が所属するシャルケは９日、ホームでドルトムントと対戦し、２−１で勝った。右サイドバックの内田はフル出場し、チームの２得点をアシスト。右太もも肉離れが癒え、国内リーグ５試合ぶりの復帰戦を自らの活躍で飾った。

　故障明けの内田が地元サポーターを魅了した。ドイツ国内で最も盛り上がると言われるライバル・ドルトムントとの“ルールダービー”で、２ゴールを呼び込んだ。ともに鮮やかなピンポイントクロス。まずは前半１２分にグラウンダーのパスでＭＦドラクスラーの先制点をおぜん立て。同３５分にはＦＷフンテラールのヘディングシュートを生み出した。スタンドは、「ウッシー（内田）」コールで大騒ぎになった。

　試合前の散歩でフンテラールと一緒になり、雨の中を相合い傘で２０分ほど話をしたという内田。「パスを出してほしいと（フンテラールに）言われたので、きょうはアシストしたかった」と、してやったりといった表情で喜んだ。