横浜国立大学 統合的海洋教育・研究センター

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センター長あいさつ

 

「海センター」の教育研究活動について

統合的海洋教育・研究センター長
池田 龍彦

センター長  横浜国立大学は、2007年6月に部局横断的な文理融合型組織「統合的海洋教育・研究センター(海センター)」を設立し、大学院副専攻プログラム「統合的海洋管理学」による教育研究を推進しています。本センターは、これまで各部局毎に、それぞれの専門分野に沿って行ってきた、海洋に関するさまざまな分野の教育研究活動の連携強化を図るため、全学教育研究施設の一つとして位置付けられました。2007年7月に施行された「海洋基本法」及び2008年に策定された「海洋基本計画」の体制を大学教育から支えるという重要な意味をもつ活動を行っています。大学院教育実施に当たっては、国及び地方自治体、外部関係機関、民間企業、産業界等との産官学連携を図り、海洋に関する深い専門知識とともに海洋全般の問題を考察することのできる人材を育成し、産業社会や公共サービスへの多様な人材ニーズに応えることを目標にしています。「統合的海洋管理学」副専攻プログラム修了者には、学長名による修了証を授与しており、既に第4期生までの61名を送り出してきています。

 本学の海洋教育・研究の大きな特徴は、海に関わる理工学分野の研究者のみならず、社会科学分野にも海洋研究で高く評価される実績を持つ研究者を多数擁していることが挙げられます。2008年度からは、文部科学省特別経費と日本財団助成による予算措置に加えて、学内予算を充当して、カリキュラム開発事業も順調に進展しています。学内における講義を中心とした学際的カリキュラムの整備のほか、2009年度から新たな日本財団助成事業として、本センターのプログラム履修生を海外の大学・研究機関に短期派遣する事業も始まり、アジア、ヨーロッパ及びアメリカ大陸の各大学において滞在型の共同研究を実施し、成果を挙げて帰国しています。

 また、国内関係機関との連携体制強化については、海センター設立前からの(独)海上技術安全研究所、(独)港湾空港技術研究所に加えて、海センター創設後も、(社)海洋産業研究会、(独)海洋研究開発機構及び(独)水産総合研究センターとの間で包括的連携協定を締結し、これらを通じて、海洋分野における研究交流、人材育成を積極的に進めています。今後は、海外および国内の関係機関との共同研究を通じたインターンシップ型の人材育成にも努めます。海センターは、設立後5年を経過し、大学院副専攻プログラムとして軌道に乗り始めた文理融合型大学院教育とともに、学際研究プロジェクトを積極的に推進してまいります。

 第二次海洋基本計画が新たに船出しようとしているいま、海センターが、わが国における海洋に関する教育研究の中枢機関の一つとして機能し、国内外の関係大学・研究機関との共同研究を通じた実践的人材育成の推進母体として機能し、多くの質の高い海洋人材を世界に送り出すセンターになるよう鋭意努力したいと考えています。

 今後とも皆様の温かいご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

2012年10月

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