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中国汚職公務員4万7000人3月10日 18時57分
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中国で去年1年間に汚職で摘発された公務員は、4年連続で増加して4万7000人余りに上ったことが明らかになり、腐敗の深刻化に歯止めをかけることが待ったなしの課題として、新しい指導部に突きつけられています。
北京で開かれている全人代=全国人民代表大会では10日、最高検察庁に当たる「最高人民検察院」の曹建明検察長が活動報告を行いました。
この中で曹検察長は、中国で去年1年間に収賄や横領などの汚職で摘発された公務員は4万7338人と、前の年より2800人余り増加したことを明らかにしました。
汚職で摘発された公務員の増加は4年連続のことです。
曹検察長は、「国民が特に関心を持っている汚職の問題については、集中的に捜査と処罰を行うとともに、予防に力を入れる」と述べ、国民の不満の解消に努める姿勢をアピールしました。
共産党の習近平総書記は去年11月の就任直後から、党の幹部や官僚の腐敗に厳しく対処する方針を打ち出していますが、10日の報告で腐敗がいっそう深刻化している実態が明らかになり、これに歯止めをかけることが待ったなしの課題として、新しい指導部に突きつけられています。
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