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震災2年 被災地で追悼行事
3月11日 4時15分

震災2年 被災地で追悼行事
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およそ2万人が犠牲となった東日本大震災の発生から11日で2年となります。
被災地では、犠牲者を追悼する行事が各地で行われます。

2年前の3月11日、国内の観測史上最大のマグニチュード9.0の巨大地震が発生し、東北や関東の沿岸には高さ10メートルを超える大津波が押し寄せました。
さらに、巨大地震の影響で、長野と新潟の県境付近や静岡県東部、それに福島県などで激しい揺れを伴う地震が相次ぎ、東北と、東日本の各地が被災しました。
国のまとめによりますと、今月8日現在、▽死亡が確認された人は1万5881人、▽行方不明者は2668人で、▽避難後の体調の悪化などで亡くなったいわゆる「震災関連死」は去年9月末までに2303人確認され、震災による死者と行方不明者は少なくとも2万851人に上っています。
被災地では11日、犠牲者を追悼する行事が各地で行われます。
政府は、都内で開く追悼式典で地震が発生した午後2時46分に黙とうを行う予定で、全国の学校や職場などでも黙とうを行うよう呼びかけています。
災害や原発事故の発生から2年、仮設住宅など避難先での生活を余儀なくされている人は、先月の国のまとめで依然、およそ31万5000人に上っています。
住宅を自力で再建できない人のために、8つの県で2万3000戸余りの「災害公営住宅」の建設が計画されていますが、先月までに完成したのは岩手と福島、長野の3県で合わせて84戸にとどまっています。
原発事故で広がった放射性物質を取り除く除染作業も計画どおりに進んでおらず、このうち自治体が行う住宅の除染は、17万9000戸余りのうち、去年までに19.7%、3万5000戸余りしか、作業が終わっていません。
特に、岩手と宮城、福島の3つの県の被災地では人口が減る傾向が続いており、国や各自治体には地域の将来像を示し、復興に向けた取り組みを加速させていくことが求められています。

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