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ベルギー 原発廃止求めるデモ3月11日 5時6分
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東京電力福島第一原子力発電所の事故から2年になるのを前に、ベルギーでは、原子炉容器にひび割れが見つかった原発の周辺で、住民らが廃止を求めるデモ行進を行いました。
ベルギーでは去年、国内にある7基の原発のうち、北部と南部にある同じ型の2基で原子炉容器に複数のひび割れが見つかり、安全が確認されるまで稼働が停止されています。
このうち南部のティアンジュでは、福島第一原発の事故から2年になるのを前に、10日、地元の住民や周辺各国から集まった活動家らが住宅地から100メートルほどしか離れていない原発の周りをデモ行進し、廃止を訴えました。
参加した地元の男性は「福島での惨事のあと、私たちはもはや原子力以外の方法をとらなければいけないことが明白になった。今こそ電力会社の圧力に屈しない政治的な決断が必要だ」と話していました。
またドイツから親子3代で参加した男性は「原発はもはや過去のもので、子供たちのためにも将来に残したくない」と話していました。福島第一原発での事故を受け、ベルギー政府は2025年までに国内のすべての原発を段階的に廃止する方針を決めていますが、電力の半分以上を依存してきた原発を廃止すれば、フランスなどからの輸入に頼らざるを得なくなるとして、根強い反対意見も出ています。
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