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176億円の時空館“漂流” 担い手見つからず10日閉館
公募で焦点となったのが浪華丸への対応。専門家の間で保存を求める声が出たが、展示棟に残したままでは再利用の方法が大幅に制限される。一方、浪華丸の解体費用は約3500万円に上り、解体せずに持ち出す場合には施設を一時的に一部解体するため約5億5千万円の費用がかかり、いずれも財政上困難と判断された。
市では昨年12月~今年2月、苦肉の策として、事業者に浪華丸の処遇を一任する条件で公募を実施したが、応募はゼロ。浪華丸の解体費用や、展示棟の吹き抜け構造が使い勝手を悪くさせていることが敬遠されたとみられる。
橋下市長は2月28日の定例会見で時空館の今後について「菱垣廻船など馬鹿げたことをやった。部局に自分たちの責任として頑張ってもらうしかない」と突き放した。浪華丸を含む館の処遇はいまなお未定だ。
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