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できごと
176億円の時空館“漂流” 担い手見つからず10日閉館
平成12年7月に開館した時空館は、海に浮かぶようにしてつくられたガラスドームの展示棟と岸のエントランス棟を海底トンネルで結ぶ。4階構造の展示棟は中心の大部分が吹き抜けで、その空間を利用して、約10億円かけて復元した菱垣廻船(ひがきかいせん)「浪華丸(なにわまる)」(全長約30メートル、幅約7・5メートル、帆柱約27・5メートル)が据えられている。
スケールの大きさが脚光を浴び年間60万人の来館者が見込まれていたが、初年度の20万人をピークに近年は10万人程度にとどまり、赤字が続いた。
「金銭感覚、計画が狂っている」。橋下徹市長は廃止を含めた対応を指示し、昨年9月に閉館を決定。撤去費用が8億円に上り、施設再利用を担う事業者の公募を余儀なくされた。
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