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できごと
176億円の時空館“漂流” 担い手見つからず10日閉館
来館者の低迷と赤字にあえいできた大阪市立海洋博物館「なにわの海の時空館」(住之江区)が10日、約13年の短い歴史に幕を下ろす。市では施設再利用の担い手を探したが見つからなかっため、今後の方針は白紙の状態。約176億円を投じ、沿岸につくられた時空館は、先の見えぬ“漂流”を始めることになる。
奈良、京都、姫路…。閉館を間近に控えた日曜日の3日、時空館の駐車場の前には車列ができ、府外ナンバーも目立つ。
初めて訪れた大阪市内の女性会社員(34)は「閉館を知り、一目見ようと来たがにぎわっていて驚いた」。市によると、2月26日から3月3日までの来館者数は3714人で、前年同期の3倍超に達した。
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